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オズのラゲドー氏
第三幕その七
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「それに合うものがあるなら」
「それならですね」
「飲ませてもらうわ」
「それでは」
「確かにナッツ類やチーズがあれば」
 トロットは笑顔で言いました。
「ワインが欲しいわね」
「そうなりますね」
「だから」 
 それでというのです。
「是非ね」
「飲まれますか」
「そうさせてもらうわ」
「それでは」
「お願いね」
 こうしてでした、皆はワインも楽しむことになりました。ナッツ類やチーズが入っているお料理にワインは確かに合っていて。
 物凄く美味しかったです、それでカエルマンは飲みながら言いました。
「これこそ最高の幸せだよ」
「全くだよ、美味しいワインを飲んで」
 そしてとです、キャプテンも応えました。
「やはり美味しいナッツやチーズが入った料理を食べる」
「最高の組み合わせだね」
「全くだよ」
 こう言うのでした。
「本当にね」
「これは幾らでも飲んでね」
「食べられるね」
「胡桃とチーズがありますと」
 ここでこう言ったのはクッキーでした。
「もうそれだけで」
「ワインは飲めるね」
「そうなんだよね」
「そうね、ワインはね」 
 ビリーナも鳥用のお皿からワインを飲んで楽しんでいます。
「最高の飲みものの一つね」
「そう、だからね」
「今夜は楽しもう」
「そうしましょう」
「いい飲み方をされていますね」
 ボーイのプレーリードッグがここで言ってきました。
「上品で飲む量も多くて」
「私は気取り屋だからね」 
 カエルマンが笑ってこう答えました。
「上品かというと」
「いえ、そうですよ」
「そうだといいけれどね」
「はい、それで昨日なのですが」
 ここでボーイはこうも言いました。
「面白いノームの方が来られまして」
「ノームの?」
「そうです、ワインのボトルを十本空けられまして」
「十本は凄いね」
「相当に飲まれて」
 そしてというのです。
「お礼と宝石、大きなアメジストをです」
「置いていったんだ」
「これには驚きましたが何でも宝石でお家を造られているとのことで」
「宝石で、それは凄いね」
 オズの国でもとです、カエルマンもこのお話には驚きました。
「そんなお家なんて」
「そうですね、それでなんです」
「そのノームの人はなんだ」
「気前よくです」
 そうしてというのです。
「置いて行かれました」
「そうなんだね」
「ノームっていうと」
 ここでナターシャが言いました、白いお肌がワインを飲んで真っ赤になっています。このことは他の子達も同じです。アルコールはないですが酔っていてそうなっています。
「ラゲドーさんかしら」
「あの人が有名ね」
 恵梨香が応えました、ワインを飲みながら。
「やっぱり」
「カリフ王もだけれど」
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