第二幕その六
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「オズの国にとって」
「そうよね」
「ドロシーさんがおられてこそ」
「皆がオズの国を知ってね」
「オズの国も変わるきっかけになった」
「そうした人だから」
それでとです、トロットはナターシャに答えました。
「凄いわ」
「本当にそうですね」
「とはいっても最初に外から来た人はね」
「魔法使いさんですね」
「あの人が来て」
「オズの国は最初に変わりましたね」
「そしてあの人もね」
オズの魔法使いもというのです。
「オズの国にとってはね」
「掛け替えのない人ですね」
「貴方達にとってもそうでしょ」
「とても気さくで優しい人です」
ナターシャは自分達から見た魔法使いのことをお話しました。
「ユーモアもあって」
「そうよね、私にとってもね」
「魔法使いさんはそうした人ですね」
「そうなの」
まさにというのです。
「とてもいい人よ」
「ですからまた」
ここでナターシャはこんなことを言いました。
「機会があれば」
「一緒になのね」
「冒険の旅をしたいです」
「その時はまた来るわ」
トロットは笑顔で述べました。
「だからね」
「その時を待てばいいですね」
「そうよ、じゃあそろそろお昼だから」
「その時になれば」
「お昼を食べましょう」
「わかりました」
ナターシャは笑顔で頷きました、そしてお昼になるとトロットは道の脇にテーブル掛けを出してそうしてでした。
皆で食べはじめました、そのメニューはといいますと。
サンドイッチにチキンナゲット、チーズ、ピクルスに牛乳です。
デザートはフルーツの盛り合わせです、皆でそのお昼を食べますが。
カエルマンはハムサンドを食べながら笑顔で言いました。
「お昼にサンドイッチというのがね」
「いいですよね」
クッキーは卵サンドを食べつつ応えました。
「美味しくて食べやすくて」
「そうだよね」
見ればカエルマンもにこにことしています。
「だからね」
「出してくれたトロットさんに感謝ですね」
「全くだよ、食べられることにね」
このことにもというのです。
「僕は感謝だよ」
「そうですね」
「美味しいものを沢山食べられる」
キャプテンは野菜サンドを食べながら言いました。
「幸せなことだよ」
「そうよね、幸せはね」
ビリーナはコーンを食べています、そのうえでの言葉です。
「沢山あるけれど」
「美味しいものを食べられることも」
「そう、このことについてもね」
まさにというのです。
「言えることだよ」
「そうよね、それで今日のお昼は」
「サンドイッチにしたんだね」
「お天気がよくてお外の見晴らしのいい場所だと」
皆今も草原の中にいます、見晴らしは最高です。
「それだとね」
「サンド
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ