第一幕その一
[2]次話
オズのラゲドー氏
第一幕 ナターシャの好物
ナターシャ達五人はこの日もオズの国に来ていました。それでエメラルドの都でドロシー達とお菓子を食べていましたが。
とても甘いジャムを舐めて紅茶を飲みながら言いました。
「この紅茶を飲まないと」
「一日一度はよね」
「私は気が済まないです」
こうドロシーに答えました。
「とても」
「そうよね、貴女は」
「ですから朝起きますと」
その時にというのです。
「まずはです」
「その紅茶を飲むのね」
「ロシアンティーを」
「そうなのね」
「ご飯の時も」
お米のそれを食べている時もというのです。
「飲みものは」
「ロシアンティーね」
「はい」
まさにというのです。
「それを飲みます、そして朝以外にも」
「飲んでいるわね」
「そうしています」
「ロシア人だからだよね」
トトが言ってきました。
「ナターシャがロシアンティーを好きなのは」
「そうなの、紅茶が好きで」
「それでジャムもだね」
「好きで」
それでというのです。
「日本に留学してもオズの国に入っても」
「ロシアンティーだね」
「毎日飲んでいるわ」
「本当に好きなんだね」
「ええ、ただね」
「ただ?」
「日本のジャムがね」
これがとトトにお話するのでした。
「また美味しいのよ」
「あれっ、日本はご飯の国で」
トトはナターシャの今の言葉におやとなって言いました。
「ジャムはね」
「あまりと思うわよね」
「それが違うんだね」
「日本人は確かにご飯を食べるけれど」
それだけでなくというのです。
「パンもよく食べてジャムもね」
「よく食べて」
「その作り方も上手で」
それでというのです。
「美味しいのよ」
「そうなんだね」
「ええ、だからね」
「ナターシャも好きなんだ」
「そうなの」
こうトトにお話しました。
「これがね」
「成程ね」
「そういうことだから」
「何かあれね」
今はエメラルドの都に来ているビリーナも言ってきました。
「日本は何でも美味しい国ね」
「そうなの、だからジャムも紅茶も美味しくて」
「ロシアンティーもだね」
「美味しいの」
そうだというのです。
「これがね」
「成程ね」
「他にも好きなもの一杯あるわ」
ナターシャはビリーナにさらにお話しました。
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