暁 〜小説投稿サイト〜
私の中に猫がいる 完結
1-?
[1/3]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
 お休みの日、、私はプチと近所の散歩から帰って来ると、お父さんがソファーに寝そべってTV見ながらボーっとしていた。今日は、ゴルフにも行かないみたい。お母さんは、お仕事で出掛けていた。

「お父さん 私 お肉食べたい お庭で焼いてよー 買い物、行こー」

「おぉー そうか 久し振りだもんな 行こうか」

 私、お父さんと買いもんにでた。天気もいいし、短パンのままだった。

「すずり お前 そんな恰好でいいのか」

「いいの 駅前までだからね お肉と海老がいいなぁー あと、カボチャ プチも食べるから」と、言って、私はお父さんに腕を組んでいった。お父さん、思いかけずのことで、嬉しそうだった。

「すずり プチじゃぁ無くて、チッチだろう あいつは、愛想がないなぁー」

「まぁ いいじゃない そのうちね お父さん こうやって、歩くのって 無かったよね こんな可愛い娘と歩くって、嬉しい?」

「そりゃぁ 嬉しいよ 父親の特権だな すずりは彼氏居ないのか」

「居ないね その方が安心でしょ」

「うーん それも、複雑だなぁー 見た目も、けっして悪くないのになぁ」

「いいじゃあない まだ、若いんだし そのうち、お父さん、ショックで寝れない日が来るって」

 買い物から帰ってきて、お父さんはガラス戸の外で、肉を焼く準備を始めていた。プチは今、チッチの中にいるみたいで、少し離れたところからそれを見ている。肉がもらえるのを期待しているみたいだ。お母さんが帰って来るのを待っていると、暗くなってしまうので、先にふたりでやっていてと言われたので、もう、焼き始めている。海老とカボチャから。

 焼きあがると、プチ(チッチ)が足元にすり寄ってきた。私は、海老のしっぽに少し多い目に身も付けてあげた。

「カボチャも少し、食べなさいよ プチ 肉はもう少し待ってね」と、カボチャも少し、切ってあげた。

「すずり チッチだろう いつも、あんまり近寄って来ないのになー 野菜は絶対に食べないよ」とお父さんは不思議がっていた。

「お父さん おいしいよ 炭で焼いたステーキって、最高よね」

「そうか そう言ってもらえると やりがいがあるのー ビールもうまい」

 私は、プチにも生っぽいところを小さく切ってあげると、なんかうなりながら食べていた。おいしいんだろう。

「おかしいな 肉ってあんまり食べないんだけどな チッチは あれっ カボチャも食べたんか 変だなぁー そーいえば、すずりが居ると、プチが居た頃、思いだすなぁー」

 その時、お母さんが帰ってきた。お父さんは、お母さんの分も焼きだした。

「どう? おいしい? 急いで帰ってきちゃった」

「とっても おいしいわよ 先ずは おビールね」と、私は、冷えたグラスを
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ