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物語の交差点
とっておきの夏(スケッチブック×のんのんびより)
煌めけ!浮き世の君花火
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刹那、花火が打ち上がり中空に七色の大輪が咲いた。


小鞠「たーまやー!」

渚「いやいや、最後を飾るに相応しい打ち上げ花火だったねえ」

樹々「ええ、一瞬で終わってしまうのがなんか惜しいくらいだったわね」

ケイト「見てクダサイ!星がトテモ綺麗デース!」


見ると満天の星空が広がっていた。


朝霞「うはー、綺麗ですねえ」

れんげ「花火をしたあとは星が綺麗に見える気がするん」

なっちゃん「そういや『星間飛行』に“濃紺の星空に私たち花火みたい”って歌詞があったね」

一穂「花火みたいに人の命もまた一瞬で煌めいて一瞬で消えていく…。古代の人はそこに趣を感じたんだねえ」

れんげ「その歌、そんなに昔の歌なん?」

一穂「いや違うけど。喩え話みたいなもんだよ」

れんげ「?」




花火の煌めきと星の瞬き。
ーーーその2つに人生を重ね、己が生きる意味について考える一穂であった。
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