暁 〜小説投稿サイト〜
物語の交差点
とっておきの夏(スケッチブック×のんのんびより)
ピカソの頭はピッカピカそ
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生に敵うかどうか見てみたいな」

なっちゃん「あたしも神谷先輩がどこまで善戦できるか見たかです!」

朝霞「えっ!? 小学生相手にかあ、参ったな…」チラッ


何気なく朝霞が視線を横にやると。


れんげ「」ジー


期待の眼差しで朝霞を見つめるれんげの姿があった。


朝霞(き、期待されてる...。)

朝霞「……いいでしょう!蛍ちゃん、勝負です!!」

蛍「え…えーっ!?」グルグル


よもや勝負を挑まれると思っていなかった蛍は困惑した。

蛍「れんちゃん、どうしよう!?」

れんげ「そうなー。もしほたるんが負けたら、前にほたるんがやった鬼のモノマネをまたしてもらうん!」

蛍「れんちゃん!?」ガーン

小鞠「蛍、れんげも期待してるんだし勝負しなよ。私も蛍のこと応援するからさ!」


小鞠が笑顔で蛍に言った。


蛍(小鞠センパイ...。)

蛍「……仕方ありません、やりましょう!朝霞さん、手加減なしでお願いします。やると決めたらとことんやりますよ!」

朝霞「コテンパンにしちゃいますよー!? いいんですかー?」

蛍「ふふふ...。その言葉、そのままそっくりお返しします」


バチバチと見えない火花を散らす二人。


このみ「いいねえ!その熱い感じ。いい勝負を期待するよー!」

空(おお…。二人ともやる気まんまんだ。)




闘いが始まる前から漂う緊迫した空気。
ーーー大抵こういう場面ではギャラリーも雰囲気に呑まれて緊張してしまうものだが、一同はもはやその緊張感さえ楽しんでいるように見えた。
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