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翠碧色の虹・彩 随筆
随筆八:無くなれ!迷惑メール!
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美夜「あ、メールだ・・・あぁー! 鬱陶しいっ!」
衣夜「どうしたの? 美夜ちゃん?」
美夜「こういうの、なんで無くならないんだろ?」
心桜「迷惑メール?」
美夜「そうです。ホント迷惑っ!」
心桜「迷惑メール対策は?」
美夜「勿論、設定してるけど、あまり効果ないって感じです」
心桜「まあ、送る側も、あの手この手で迷惑メール対策をすり抜けてくるし・・・」
美夜「その労力を別の事に使えばいいのにね!」
心桜「別の事を、思い付けないんじゃないの?」
美夜「思い付けよ! 大脳あんだろ!」
心桜「いや、あたしに言われても・・・」
笹夜「美夜、大脳は多くの生き物にあります」
美夜「お姉ちゃん、そういう事じゃなくて、大きな脳があるんだから、迷惑にならない事を考えてって事!」
笹夜「確かに、迷惑にならないように心掛ける事は、大切です」
衣夜「効果的な対策って無いのでしょうか?」
心桜「ドメイン指定受信なら効果的だと思う」
美夜「でも、それは管理が面倒だし、いちいち必要なドメインを追加するのも大変です」
心桜「笹夜先輩は、何か対策を行ってますか?」
笹夜「残念・・・」
心桜「何も行っていない・・・と・・・」
笹夜「いえ、『残念』をNGワードにしておくと、結構弾けるかしら?」
衣夜「あ、確かに『残念ながら』が本文に入っている迷惑メールって多い気がします」
心桜「あー、そういう事ですか・・・」
美夜「なーにが『残念ながら〜』だよ・・・送ってくるお前の行いが残念なんだよ!」
心桜「しかも、やたら文章が横柄で、ふてぶてしさ全開な所も腹立つ!」
笹夜「他にも『一時的に』とか『制限』とかも効果的かしら?」
衣夜「でも、あまり沢山設定すると、必要なメールも弾かれてしまいます」
笹夜「ええ。受信拒否ではなく、フォルダー分けを行なう必要があります」
心桜「NGワードも、設定数が増えれば面倒になってくるよね・・・」
美夜「今さっき来た迷惑メールなんかさ、あたしの端末にアクセスして連絡先を把握したんだって! 凄いね〜」
心桜「ん? 美夜っち、随分余裕だね」
美夜「だって、連絡先把握してるのに、その証拠となる情報が、このメールには無いんだよ? つまりハッタリ確定!」
衣夜「確かに、迷惑メールは具体的な情報が無いですね」
美夜「具無しメールと名付けよう!」
心桜「はは・・・ま、迷惑メールでこれだけ楽しめたら許せるんじゃ?」
美夜「許せ・・・んなーあぁーい! 許せんっ! 絶ー対許せんっ!!」
心桜「やっぱり・・・」
笹夜「こういう迷惑メールは、機械的で不特定多数に一斉送信されているでしょうから、プロバイダーさんの方で検出して、的確に弾いて頂ければ、助かりますね」

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