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モンスターハンター 〜故郷なきクルセイダー〜
特別編 追憶の百竜夜行 其の三
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 アダイト達がリオレイアとの交戦に入った頃。彼らを素通りした大型モンスターの群れは、里に続く門を目指して猛進していた。
 霧の彼方から地響きを立てて迫り来る、災厄の波。それは本来、歴戦のハンターでさえも戦慄を覚えるほどの光景なのだが。

 その群勢に真っ向から立ち向かう新人ハンター達の眼に、恐れの色はない。それどころか、待ち受ける激闘に対する昂りの色すら滲ませている。
 そんな彼らの佇まいがただの虚勢ではないことは、これから始まる猛攻が証明していた。

「ふっふ〜ん……どうやら! ついに! このボクのエクセレントにしてエレガントな狩猟の腕前を、カムラの里に知らしめる時が来たようだね!」

 操虫棍「飛雷棍ムシカガチI」を巧みに振るいながら宙を舞い、猟虫を飛ばすアテンス・センテラは。カガチシリーズの防具を纏っているとは思えないほどに優雅な挙動で、エキスを採取し己を強化している。
 雷属性の攻撃が有効とされているアケノシルムの頭部に、弧を描くように振るわれた一撃が炸裂したのは、その直後だった。

「さぁ皆、せいぜいボクの華々しさを引き立ててくれたまえ! 容姿端麗才色兼備、絶対無敵のアテンス・センテラ様の――」
「よっしゃいくでぇえ! どいつもこいつも、ワイの剣のサビにしたるわぁあッ!」
「――こらぁあぁあー! まだボクが喋ってる途中でしょうがぁあ!」

 アテンスの長い口上を遮って飛び込んできたのは、バスターソードIを豪快に振るう巨漢――シン・オーマだった。スカルダシリーズで全身を固める彼は、独特の「訛り」で叫び散らしながら大剣を振り上げ、アケノシルムに強烈な溜め斬りを見舞っている。

「アテンスぅ、邪魔してもうて済まんなぁ! せやけどワイも、チビどもの生活が懸かっとるさかい……ちったぁ役に立って稼がにゃいかんのや! せやないと、この仕事をくれたウツシの奴にも申し訳が立たんしのぅ!」
「……分かってるよ! エレガントなボクは、つまらないことで連携を乱したりはしないのさ! なんたってボクは、大海の如く広い心の持ち主……アテンス・センテラ様なんだからね!」

 9人もの弟や妹達を養うために、元ハンターの父から譲り受けたバスターソードを携えて、この依頼を引き受けた彼は。危険な最前線にも躊躇うことなく、その体躯を武器に踏み込んでいる。
 そんな彼のパワーファイトをサポートするべく、アテンスも文句を言いながら華麗に跳び回り、アケノシルムの撹乱に専念していた。

「ガッハッハ、そりゃおおきに! 相変わらずちっこいくせして、器はホンマにでっかいな! ワイは好きやで、そういう女子(おなご)!」
「ん、んなっ!? 器だけじゃないんだからっ! まだ成長途上なだけだからっ!」

 それでも、小さい胸に対するコンプレックスはかなり根
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