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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
シルバーオーブへの第一歩
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は分からないじゃないですか!死して尚、現世に現れるなんて相当の思いが込められてると思いますわ!もしかしたら、魔王討伐に何らかの影響があるかも知れないじゃないですか!」
「………そんな確証があるの?」
あるけど言えねぇんだよ!
「………ありませんですぅ…」

「じゃぁ「まぁまぁ、アルル!」
お父様が助け船を出してくれた!
流石は親馬鹿ね!
「バラモス討伐を急ぐ気持ちは解るけど、無駄かどうかは断言出来ないだろ!?後日に幽霊船を見つけておいて良かったって時が、来るかもしれないじゃん!」
「しかしリュカさん…」
尚も文句を言うアルル様を手で制す。

「アルルの言いたい事は分かる…僕が娘のお願いだから、幽霊船を探そうとしていると言いたいんだよね…」
アルル様は黙って頷く…私もそう思う!
「うん…それは否定しないよ。でも、僕の言っている事は間違っているかな?もし幽霊船にオーブがあったらどうする?後日その事に気付いても手遅れかもしれないよ…」
「………分かりました!グリンラッドへ寄りましょう!」
すっごい渋々承諾するアルル様。


「お父様ぁ…ありがとうございますぅ!」
まぁ、一応はお礼を言っておかないとね。
また何かあったら、利用させてもらうわけだし!

お父様は何時もの優しい笑顔のまま、私の耳元に顔を近付け囁いた。
「もうそろそろ、本当の事を話して欲しいな…」

え…!?
ど、どういう意味!?
も、もしかして…気付かれてる?
私が転生者である事を…!?

そ、そんなワケ無いわよね!
だってアホだもん、この人!
………じゃぁ『本当の事』って何?
分かんない…どうしよう…


ハッと気付くと、ウルフちゃんが怪訝そうな顔で私を見つめてる。
と、取り繕わなければ…
「幽霊船…楽しみですぅ!」
何とか笑顔を作りウルフちゃんへ抱き付いてみせる。
まだ私が転生者である事がバレたと決まったわけではない…
下手にボロを出さない様に注意せねば…




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