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双子に愛されてしまった男
生徒会への勧誘
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第四高校の生徒会長をやっている。それで何で君たちをここに呼んだかというと.....勘の良い君たちなら気付いているだろうが生徒会への勧誘をするため。僕としてはこんな事はどうでも良いし早く家に帰って休みたいところ何だけど一応、これでも生徒会長だから聞いておくね。君たちは生徒会に入りたいと思うかい?別に強制じゃないから入りたくないと思ったら入らなくても良いよ」

 

 

生徒会は優秀な人間を欲しているが別にそれは誰でもない。生徒会に入りたいと思う奴が入れば良いし入りたくなければ入らなくても良い。第四高校は生徒会長以外に関しては立候補で入れたりする。誰でもとはいかないけどそれなりの成績を収めている生徒であれば誰も入れると言っても過言じゃない。

 

 

新入生の二人の方向を見ると二人はどうやら答えを決めたような顔をしていた。

 

 

「「丁重にお断りします(わ)」」

 

 

二人はほぼ同時に僕の方を見て言った。さすが双子だな〜。こんなに息の合った事が出来るのは血を分け合っている双子だからと言える。

 

 

「そうか。じゃ生徒会以外で入りたい委員会はある?」

 

 

「そちらもないです」

 

 

迷うことなく双子の少年の方が答えた。まあ、委員会とか生徒会なんて時間を取られるのは目に見えている。そういう自分の時間が無駄に消費されるのを嫌う奴なのかもしれないな。この双子は。

 

 

「分かった。それじゃ呼び出して悪かったね。帰ってくれて良いよ」

 

これで新入生の中からまた生徒会入りをさせる者を選別しないといけないけど仕方ないな。本人たちがやりたくないと言っている以上は無理やりやらせるわけにもいかないしな。

 

 

「それでは失礼します(わ)」

 

そう言って出ていくのかと思いきや男の方が振り返り僕の方を見つめてきた。

 

 

「何か僕の顔についているか?まだ昼食を取っていないからご飯粒とかは付いていないとは思うけど.....」

 

 

「いや、何か付いているとかではなくて...一つだけやって欲しい事があるんですけど」

 

やって欲しい事......?

 

 

「僕に何をして欲しいんだ?」

 

 

「あの二木先輩は九校戦の試合をする前にいつもやるルーティンがありますよね?」

 

こいつ.....まさかそれをやって欲しいとかいうんじゃないだろうな。それに何でこいつはそれを知っているんだ。

 

 

「あると言えばあるかな。それがどうした?」

 

 

「いや、生徒会の誘
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