第二章
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「もう全身ボロボロだったわ」
「それでスカイもね」
「そうだったの」
「それでダニも一杯いてセンターでもこれは駄目だって思って」
それでというのだ。
「安楽死リストにもね」
「入っていたの」
「けれどボランティアの人達が引き取って」
そしてというのだ。
「動物病院で治療を受けさせて」
「回復して」
「ダニもいなくなって」
「元気になって」
「それで里親を募集することになって」
「貴女の家が引き取ったのね」
「そうよ、今じゃね」
フレデリカはここでだった。
横を見た、すると。
「キャン」
「ワン」
「ワンワン」
白いチワワと小さい茶色のピットブル、茶色のヨークシャーテリアの犬達がいた、フレデリカはその犬達を見て話した。
「スカイの先輩達、チワワはアンナ、ピットブルがマリア、テリアはテレジアよ」
「この娘達がなのね」
「スカイを優しく迎え入れてくれたから」
「幸せになれたの」
「貴女がケルシーを見付けたことと同じよ」
フェミナに笑顔で話した。
「そのことは」
「そうなの」
「テキサスのボランティアの人達も。身体がどれだけ酷くなっても」
それでもというのだ。
「命だから」
「それなら助けないとね」
「だからこの子達は助かったし」
フレデリカはスカイとケルシーを見て話した。
「今も幸せよ」
「そうなのね」
「そう、だからね」
それでというのだ。
「これからもねこの子達と一緒にいましょう」
「折角助けられたから」
「これからは幸せにしてあげないとね」
「そうね、ケルシーこれからもお願いね」
フェミナは今はスカイだけでなくシルバースタイン家の他の犬達とも遊ぶケルシーに声をかけた。
「ずっと幸せでいましょう」
「ワン」
「スカイよも」
フレデリカもスカイに声をかけた。
「身体も治ったしずっと一緒よ」
「ワン」
二匹共鳴いて応えた、そして他の犬達と遊んだ。二人はそんな彼等を見てからバーベキューを焼いてシルバースタイン家の他の家族と一緒に楽しんだ。そこに犬達もいたがケルシーもスカイも毛並みは整い身体つきもしっかりしていた。
そして焼けた肉をあげると尻尾を振って嬉しそうに食べた、もうそこには辛い過去は過去のものとしてあるだけになっていた。
ボロボロになった犬達を 完
2021・6・20
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