183章 日本の 雅(みやび)は世界の文化のモデルになると信也は思う
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京都大学 名誉 教授 は『男の脳は欠陥脳だった』という本で、
現代社会に 次のような 警鐘を 鳴らしている。
「男がつくてきた 『社会』は、さまざまな矛盾や混乱を引き起こし、
女が守ってきたはずの家庭も またぁ空洞化が進んできた。
社会の 行き詰まりは 男の脳の 限界を示している。
男の脳はつねに闘い続け、社会と歴史を動かしてきたが、
行き詰まってしまえば それは 脳が限界に達したということだ。
男の脳だけでは 状況が 切り開けなくなった ということだ。
<中略>
男の脳は 敵を倒し、獲物を求め続けてきた。行動に論理的な裏づけを求め、
生きることそのものにも意味を見出そうとしてきた。
夢や富や美しさを追いかけ、その目的のためなら すべてを犠牲にしてきた。
戦争も思想も科学も芸術も、あえて極論すれば そういった男の脳が
中心になって切り開いた世界だ。
その結果として 現代社会がある。豊かさに満ち あふれ、かつ激しい競争の社会だ。
物質的には恵まれても、心安らぐことの少ない社会だ。」
・・・相手を 思いやる 心 も 雅だよな。
相手を思いやる、余裕のある 心 が 雅だよな。
わからないものへの 謙虚さが 雅を生みだしたんだし。
相手を とことん 追いつめない 心の 余裕とか、
早々に 決着をつけないで、
短絡的に 勝者と敗者とか 決めたりしないで、
正しいとか 間違いとか だって、すぐに 決めない。
簡単に 自己中心になって、正 邪 や 善 悪 を 分けてたりもしない。
オレは、これからの日本文化 は、この独特の「 雅 」を大切にして、
人間 や 自然を 愛したり、詩歌や 芸術を 愛したりしていくことが大切だと思うよ。
「 雅 」を大切にして、世界中で 幸福な 社会を作っていけばいいと思う。
日本の 雅は、世界の文化の 希望の モデルになると思うよ・・・
そんなことを、川口信也は、カフェオレを飲みながら 思った。
☆参考文献☆
<1>『伊勢物語・在原業平・恋と誠』高樹のぶ子 日経プレミアシリーズ
<2>NHK テキスト『100分 de 名著・伊勢 物語』
<3>『女の脳・男の脳』大島 清 祥伝社
<4>『男の脳は欠陥脳だった』大島 清 新講社
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