暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
Mission:18 野望
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告した瞬間、リディプスがエックス達を振り返ると、みるみるうちにリディプスの端正な顔が醜悪に歪んだ。

「私がイレギュラーか…愚かな。私からすればお前達の方がイレギュラーに見えるがな。まあいい、イレギュラーの烙印を押されて死ぬがよい!」

背部のユニットから2本のサーベルを引き抜くと、リディプスは力を解放した。

「まさか、リディプス大佐がこんなふざけたことを考えていたなんて…」

アクセルがオートバレットを抜くと、複雑そうな表情でリディプスに向けた。

流石のアクセルも上官のイレギュラー化にショックを隠せないようだ。

「私達は何のために戦ってきたの…?」

「ハハハハハハハ…!全て私のためさ、イレギュラーハンターとレジスタンスの諸君!新しい、神のため…!」

リディプスの高笑いと共に連邦軍主力メカニロイド・レッドホイールが出現した。

「まずはレッドホイールから蹴散らさないと!!」

「行くよマッシモ、シナモン。ルイン達を援護するよ!喰らいな!!」

ルインがZXバスターのショットで1体ずつ破壊していき、それに続くようにレッドホイールに向けてアイスコメットを投擲するマリノ。

流石に連邦軍主力メカニロイドなだけはあり、一撃では倒せないが、アイスコメットを受けて凍結したレッドホイールにマッシモとシナモンが前に出る。

「ギガンティスで殺されたレプリロイド達の仇だ!!」

「絶対に許しません!!」

アイスコメットで凍結したレッドホイールをマッシモとシナモンが破壊する。

「エックス!雑魚は俺達に任せろ!エックス達はリディプスを!」

レッドホイールの相手をマッシモ達がしているうちにリディプスに挑むエックスはエネルギーチャージを終えたバスターをリディプスに向ける。

「すまない!喰らえ!!」

リディプスに向けてショットが放たれた。

ジェネレータとパワーチャージを併用した一撃なのでまともに喰らえば相当のダメージは見込める。

「甘いぞ!!」

リディプスのサーベルから衝撃波が繰り出され、ショットが粉砕された。

「なっ!?」

「エックス!」

ルインがZXセイバーを構えてチャージセイバーでエックスに迫る衝撃波を相殺すると、今度はルインが攻撃する。

「ふん、怒りで太刀筋が甘いぞ。」

「だけど私だけに気を取られてて良いの?」

「何?」

「相手はルインだけじゃない!零式乱舞!!」

紅蓮剣を構えたゼロがダッシュで距離を詰めると連続攻撃をリディプスに叩き込む。

「ぐあああああっ!!」

「貴様は絶対に許さんぞ!!零式兜割!!」

最後の一撃に回転斬りを喰らわせると、リディプスが勢いよく吹き飛ぶ。

「喰らえリディプス!!
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