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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
Mission:16 帰投そして…
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プリロイドの平和は…』

衛星放送のリディプスの音声は全世界に告げていた。

「エックス達が裏切り者…!?」

「ふざけるなあっ!」

「あ、あの野郎…ふざけやがって…!」

リディプスの言葉にマリノやマッシモ、ルナが怒りを露にする。

「そんな…酷いですよ!エックスさん達が裏切り者だなんて!エックスさん達は今までギガンティスのために頑張ってきたのに…」

「お偉いさんにはそういうのは関係ないんだよ。自分の都合が悪くなったら例えそれが英雄さんだろうと簡単に切り捨てちまうんだ。」

「リディプスの野郎!絶対に許さねえ!!」

ルナが拳を握り締めながら叫ぶ。

「そうだね…それにしても、まさかリディプス大佐が僕達を裏切るなんて」

「リディプスが、超フォースメタルを使って何かを企んでいるのは間違いない」

「だが、こんな状況でリディプスの元まで行っても簡単に話を聞けるとは思えんがな」

「でも、リディプス大佐を放っておけないよ!行こうよ!」

「ああ、分かってるさ!エックス達の無念は…ん?」

全員が振り返ると、少々のダメージは受けてはいるが、五体満足なエックス達の姿があった。

「生きていたのか!?どうやってここまで来たんだ!?セントラルタワーの転送システムも吹っ飛んでしまったはず…」

「エアダッシュで飛んできたんだよ」

「私はHXアーマーで飛んできたの」

「僕にもホバーがあるしね」

「羅刹旋か竜巻旋風脚を使えばどうとでもなる…あれくらいの距離、飛べるのは普通だろう」

「あれ?でもいつもより飛行距離長かったよゼロ」

「あのな、それは普通じゃねえよ」

流石にこれにはルナですらツッコミを入れざるを得ない。

「はあ…あんたら全員とんでもない奴らだね。呆れて物が言えないよ…心配して損した…」

「心配かけてごめんね。それじゃあ行こうよ」

呆れるマリノに苦笑しながらルインは謝罪する。

「みんな、行くぞ」

生き延びたエックス達は研究所の転送システムを使って極東司令部に向かうことにしたのだった。

「アクセル、俺は一緒に戦えないから…俺のバレットを持ってってくれ。お守り代わりだ」

「分かった、借りていくよ」

ルナの武器を借りてアクセルもエックス達と共に向かうのであった。
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