暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
Mission:15 玉座
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こで戦っては、いかな総統といえ必ず勝てる保証はございません!!」

「そこを退けスカーフェイス!この私が負けるというか!!」

「総統さえご無事なら、リベリオンは滅びません!!」

スカーフェイスはイプシロンの憤りを前にしても退こうとはせずに訴えるスカーフェイスの姿は、エックスやルインの目にもイプシロンを守ろうと必死に見えた。

「イプシロン総統は我らリベリオンの理想そのものです!どうか、ここは生き延びる道を…!!」

「逃がさないよイプシロン!!」

スカーフェイスの言葉を聞いた瞬間、ルインはセイバーにエネルギーをチャージしていた。

僅かでもイプシロンかスカーフェイスが動く素振りを見せたら斬り掛かりそうな勢いだ。

「あなた達の理想のために死んでいったレジスタンス達の仲間、そして自分を犠牲にして私達の命を繋いでくれたスパイダーの想いに応えるためにも!イプシロン!スカーフェイス!あなた達を倒す!!」

スカーフェイスはこちらにゆっくりと振り返った。

彼の左手にツインビームランスの柄が握られており、闘志と決意を漲らせながらスカーフェイスは再びエックスとルインの前に立ち塞がった。

「総統をお護りするが我が信念…とくと見ろ!!」

迎え撃とうと身構えたルインの前に、咄嗟にエックスが前に出た。

「スカーフェイスは俺にやらせてくれないか?ルイン」

「エックス?」

「スカーフェイスとは前に一度戦った。奴の手もある程度把握出来た。」

ルインはエックスの瞳を見る。

決意に満ちた瞳を見て、長年エックスの傍にいたルインはこうなったエックスは止められないことを知っている。

ルインはセイバーを下ろすとエックスを見上げる。

「エックス」

「ん?」

「…死んじゃ嫌だよ?」

「…大丈夫、ありがとう」

エックスはハイパーモードを発動してXファイア状態となると、変化したコレダーを構えるとスカーフェイスもツインビームランスを構えた。

「エックス、最早我々に言葉など必要あるまい」

「ああ」

互いに全身から凄まじいエネルギーを身に纏いながら、同時に武器を向けた。

「受けよ!プラズマボール!!」

「シェルバスター!!」

ショットとプラズマ弾がぶつかり合い、相殺された。

「はああああっ!!」

「でやあああああっ!!」

コレダーとツインビームランスが何度もぶつかり合う。

しかし元来射撃型であり、ハイパーモードで底上げしたとしても純粋な近接戦闘型であるスカーフェイスにはパワーで劣るために、スカーフェイスの猛攻に徐々に追い詰められていくエックス。

「Xコレダー!!」

スカーフェイスのツインビームランスの刺突を屈んでかわ
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