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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
Mission:13 スカーフェイス
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「…無用な犠牲は好まん」

「え?」

今までのリベリオン幹部とはまるで違う発言にエックスは目を見開く。

「…勝負!!」

「っ!ハイパーモード・Xファイア!!」

咄嗟にハイパーモードを発動させてスカーフェイスの斬撃をコレダーで受け止める。

「ほう、我が初撃を受け止めたか…」

「何て機動力だ…だが、負けるわけには!シェルバスター!!」

何とかツインビームランスを弾いてコレダーからショットを放つ。

スカーフェイスは見たところ雷属性なので炎属性のシェルバスターは効くはずだ。

「甘いっ!」

しかし、シェルバスターはあっさりと弾かれてしまい、スカーフェイスは再びエックスに急接近する。

「くっ!Xコレダー!!」

エックスは遠距離からの攻撃は無意味と判断してコレダーによる接近戦を挑む。

「その潔さは見事だ。だが、いくらパワーアップで底上げしようと本来射撃型の貴様が私に接近戦を挑むとはな」

エックスが使いこなせる武装はバスターであり、他の武装は並と言ったところだが、遠距離からの攻撃はあっさりと無力化されてしまったのでこれでやるしかない。

スカーフェイスの斬撃をコレダーで受け流しながら動力炉を抉る一撃を与えようとしても相手も簡単には当たらない。

「ならばっ!!」

細かい動作は出来なくなるが、ブーストパーツの機能を解放してスカーフェイスとの距離を詰める。

急激に上昇したスピードにスカーフェイスは目を見開くが、スカーフェイスの動きはブーストパーツによって強化されたダッシュにも対応してみせた。

「中々の速度だが、その程度では私は倒せん!!」

「ドメガファイア!!」

「何!?」

予想外の超至近距離でのエレメントボムの投擲。

しかも投擲した物はスカーフェイスの弱点属性の広範囲攻撃のドメガファイアを3つ。

流石のスカーフェイスも高速戦闘中で、しかも至近距離ではまともな回避行動など出来るはずもない。

3つ分のドメガファイアの業火にエックスもスカーフェイスも飲み込まれる。

それは炎属性が弱点のスカーフェイスの意識を一瞬持っていく程の威力であり、その一瞬でエックスはスカーフェイスの腕を掴んだ。

「っ!?」

「チャージコレダーーーッ!!!」

炎に焼かれながらもエックスはコレダーのチャージをしており、最大までチャージされたエネルギーを放つコレダーを叩き込んだ。

「ぐおおおおおっ!!?」

チャージコレダーをまともに喰らったスカーフェイスは吹き飛ばされ、膝を着いた。

「はあ…はあ…」

「っ…肉を切らせて骨を断つか…見事だ。流石は伝説となったイレギュラーハンター・エックス…その噂に恥じぬ強さだ」


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