暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
Mission:3 セントラルタワー
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傷な2人があれだけのダメージを受けたのだからルインはどうなってしまったのだろう。

「大丈夫だ。あいつは殺しても絶対に死なん…今度も無事なはずだ。あいつを信じろ」

「ソニア、心配なのは分かるけど、ルインを信じよう。ルインの強さは君も知ってるだろう?」

[うん…そうだね]

ルインの生存を信じて、先に進むエックス達。

情報を集めるために、近くにあった機器のサイバースペースにソニアにダイブしてもらい、セントラルタワーの情報を集めて貰った。

「どうだ?」

サイバースペースから戻ってきたソニアにゼロが尋ねるが、返ってきた返事はあまり良いものではない。

[えっとね、リベリオンへの抵抗勢力のレジスタンスのリーダーで、ギガンティス総督府の責任者でもあるアル=シフォン長官がリベリオンに捕らえられちゃったらしいの。しかも、総督府であるセントラルタワーが占領されてしまったんだって。]

「…そうか」

何とかレジスタンスの協力は得られないかと思っていたのだが、肝心のレジスタンスのリーダーが捕らえられてはどうしようもないと気落ちするエックス。

「仕方がないだろう。レジスタンスは元々一般レプリロイドだ。苦しい戦いを強いられるのも仕方がない」

「ああ、せめてリディプス大佐と通信が出来れば…」

身を隠していたエックスとゼロの通信機が鳴り、即座に通信を繋げるエックスとゼロ。

通信機のディスプレイにはエックス達の上官であるリディプスが映っていた。

『……エックス…ゼロ。聞こえるか…』

「リディプス大佐…シャドウが裏切りました…」

『何だと!?』

「俺達の作戦はリベリオンに筒抜けだった。ルインも…イプシロン達にやられてしまった」

『…エックス…ゼロ…お前達は……無事……』

声が途切れ、ディスプレイにノイズが走る。

「…リディプス大佐?」

エックスが声をかけても返事はなく、耳障りなノイズしか聞こえない。

「…やはりギガンティスでの通信はアテに出来ないか…」

陰からホール内を見回すと、巨大なモニターが作動していた。

『ギガンティス国内に、連邦関係者が不法に侵入しました』

アナウンスが流れると同時に映像が映ると、エックス達はそれを見て目を見開いた。

モニターに映し出されたのはラグラノ廃墟での記録だ。

『繰り返します。不法侵入者です。該当するレプリロイドを見かけた者は、速やかに通報、または…』

エックス達はアナウンスを聞き終える前に、駆け出した。

「リベリオンか…」

表情を険しくし、歯軋りするゼロに対してエックスも頷きながら駆け抜ける。

総督府がリベリオンに占領されてしまった今、エックス達を指名手配するのもリベリオンの
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