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魔法使い×あさき☆彡
こーひーぶれいく そのよん
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の星座って、何座?」

 カズミが漫画雑誌の占いページを開きながら、楽しげにアサキへと尋ねた。

「いいよお。カズミちゃんに占われたら、大吉も大凶になっちゃうよお」

 アサキは手をパタパタ笑顔で断るが、

「ああ? 理屈おかしいだろ。お前の運勢は、もうここに書かれてるんだぞ」
「いて座だけど……」

     2
「えっと……おーっ、いて座の君の、今週の運勢はあ……」
「うあ!」

 アサキの悲鳴。
 塀から出た釘に引っ掛かったスカートが、するり足元に落ちて、パンツ丸出し姿になってしまったのだ。

     3
「待ってえええええ!」

 スカートをくわえて走り去る野良犬を、下半身裸のみっともないカッコで泣き叫びながらアサキが追い掛ける。

 カズミも、他のみんなも、青ざめた顔でガタガタと身体を震わせている。

     4
 どこまで行くのか、全力で犬を追い掛け走るアサキの姿は、すでに豆粒ほどの大き……

 ズガーン!

 脇道から出てきた自動車にはねられ吹っ飛ばされた。

「はああああああ?」

 カズミ、口あんぐり、力なくその場にぺたんと座り込んでしまった。





占い屋さんの屋のかずみさん

【占い屋さんの屋のかずみさん (ツー)


「そ、そ、それじゃ、お前ら、のも占って……」

「うわあああああああああ!」

 地獄を見るような恐怖の泣き顔で、治奈たち四人はカズミから逃げ出すのだった。

     ― 完 ―





魔法使いのせいかさん

【魔法使いのせいかさん】

     1
 白ゴマの中心に、ぽつん、と立っている黒い長髪の美少女。
 (おお)(とり)(せい)()である。
 フリルのついた、清楚なドレス姿の彼女は、嬉しそうに、そして恥ずかしそうに、高揚して赤くなったほっぺに両手を当てている。

「緊張しますわ。『まほうつかいのせいかさん』、ああ、つ、ついに、初めて、わたくしの(かんむり)4コマが。……どんな色に染め上げて行こうかと、悩んでしまいます」

 背後、通り掛かったアサキが、正香に気付がいてぽそり、「冠?」

     2
「冠といえばあああああああああああ!」

 ぐおおおおおおっ!
 と、集中線ビシバシ、突然いきなり不意打ち的にコマ全開の顔面ドアップ、拳握りしめ立て叫ぶアサキ。

     3
 そして、どかーっと右腕を突き上げながら、さらに大きな声で、

「ジローーーーーーーーーッ!」

「うるせええええええええええええっ!」

 ぐしゃあぁあっ!

 カズミの右ストレートが、アイライク演歌に雄叫んでいるアサキの顔面を、後頭
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