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リュカ伝の外伝
親への感謝の気持ち〜そして…
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さん』と呼ぶんだと思うとムカつく!あんなヤツ『クソオヤジ』で良いからね!」
「あは…あはははは!」
私は感極まり、お父さんへ抱き付いた。
そして止め処もなく涙が溢れてきた…
私もお父さんが大好きだから…
優しいお父さんが…格好いいお父さんが…

一緒にいると、何時も楽しいお父さん…
結婚したら、私はラインハットで暮らす事になる…
お父さんとは何時でも会えるけど、常に会えるわけではない…

結婚する事に嫌になったわけではない。
コリンズ君の事は大好きだし、新しい家族も優しいだろう…
でもお父さんと離れる事が、こんなにも悲しいなんて…
私はお父さんに抱き付いて泣き続けた…
お父さんは優しく抱き締め、気の済むまで泣かせてくれた…

お父さんは知っていただろうか…本当は私もファザコンなのだ…
初めて会った時から、私はお父さんが大好きなのだ。
お母さんと再会した時、私は悔しくてティミーを誘い夫婦の邪魔をした!
それでもお父さんは何時もと変わらず、私に優しくしてくれた。
「お父さん…何時までも…私のお父さんで居てくれる?」
「ポピー…お前が嫌がっても、僕はお前のお父さんで居続ける!」
うん。お父さん大好き!


私が泣き止んだのを確認すると、お父さんはみんなを集め語り出す。
「みんな、今日はありがとう。今日は最高に幸せな日だ!…みんなは会った事ないから知らないだろうが、お父さんのお父さん…つまりパパスお祖父ちゃんは凄い人だった。僕は未だにパパスに勝てないでいる…でも一つだけ、パパスに勝てた事を今日実感した!僕の子供は、皆素晴らしいという事だ!それだけは勝てたね!」
お、お父さん…それって…





さて、お父さんも渋々政務に戻り、私達はリビングで談笑している…
「ポピーちゃん、みんな…ありがとう。お陰で私もクッキーを渡す事が出来たわ」
アレをクッキーと呼んで良いのなら、成功なのだろう…
「それとティミー君…本当にありがとう。ティミー君が味見してくれたお陰で、どうにか食べられる物を作れたわ」
「そんな…僕は別に…リュリュの努力のお陰だよ」
お礼を言われたティミーが嬉しそうにリュリュを褒める…
するとリュリュがティミーにキスをした!

「私のファーストキスよ…私の不味いクッキーを、食べ続けてくれたティミー君にあげる……本当にありがとう」
私はコレがいけないのだと思う…
これでまたティミーの心はリュリュから離れなくなるだろう…
もしかして、ワザとティミーの心を弄んでいるのか?
だとしたら相当な悪女だぞ…
私やマリーなど足下にも及ばない…
もしそうだと、この先また面白くなるのだが…

うん。今後はティミーに優しくしてあげた方が良いかもね…せめて私ぐらいは…
………ま、いっか…
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