暁 〜小説投稿サイト〜
ユーノに憑依しました
フライトしました
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考えた料理を練習するとか、自分に合ったファッションセンスを磨くとか」
「それって完全にプライベートな話ですわ、そんな時間まで口出しするんですの?」
「まぁ、食事をレーションだけで済ましてる奴を知ってはいるが、仕事も料理も出来る女ってのは評価高いぞ?」
「料理をすれば、マスターはクアットロちゃんを見てくれます?」
「……見て欲しくて何かをするのは間違いではないが、出来れば楽しい事、面白い事、美味しかった事、つらかった事、失敗した事、相手に知って欲しいって気持ちが大切じゃないか?」
「――――マスター、クアットロちゃん感激しました、そこまでクアットロちゃんの事を考えてくれてるだなんて、理解しました! 今クアットロちゃんの全てをお見せします!!」

 瞬時にクアットロの服が消えて、全身肌色のまま俺に飛び掛って抱き締めてきた。

「落ち着け! 何故そうなる!? 何で好感度MAXなんだよお前!?」
「ああ、マスターの温もりを全身で感じられてクアットロちゃん幸せです!!」


 空腹の犬が餌に集る様に、俺の肌をベタベタと触り捲くっている。


「絶対おかしいって!! ドゥーエ、チンク、止めてくれ、ロッテもぉおぉお!!」
「本人が嫌がってないし良いのでは?」
「俺が困ってんだよ!?」
「ドゥーエお姉さまはクアットロちゃんの味方です!」

「チンク!」
「不束な妹だがよろしく頼む」
「チンクちゃんは理解のある姉です」

「ロッテぇえぇ!!」
「盛りのついた猫は放って置くのが一番だよ、うん」
「ロッテの言うとおり、効果抜群ですわ」
「お前の入れ知恵か!! ロッテぇえええぇええぇ!!」

 取り合えず、クアットロをバインドで縛り上げて風呂に入る事にした。
 しかし、クアットロの演算能力を甘く見ていた俺に、バインドを瞬時に解除したクアットロが風呂場に突撃――――第二ラウンドとなった。
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