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リュカ伝の外伝
親への感謝の気持ちA
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クッキーの所為で苦しそうに寝ている…

フレイは心配そうにティミーの頭を撫でて、一生懸命介抱している。
変態が此処にも居た…
どうやらフレイはブラコンの様だ。
ティミーお兄ちゃんを愛している様だ。

二人を見つめる私と目が合うと、恥ずかしそうに顔を赤くしそっぽを向いてしまう。
うふふ…大変ね!其奴は貴女のお姉ちゃんにベタ惚れよ!
大変ね!そのお姉ちゃんは、実の父親にベタ惚れなのよ!
そしてお父さんは絶対に娘には手を出さないわ!大変ね?

飽きないわぁ…見てて飽きない!
家族を見ているだけで、こんなに面白いなんて…
やっぱりお父さんには大感謝よ!
こんな素敵な家族に巡り会わせてくれて。


「おら!何時までも寝てんじゃないわよ!クッキング再開よ!」
心がほっこり和んだところで、フレイの膝枕で寝るティミーを蹴飛ばし、ソファーから転げ落とす!
「いって〜…」
「大丈夫ティミー君?」
心配そうにティミーに近付き声を掛けるリュリュ…
「だ、だいじょう……ぶ……」
床に転げた状態で、リュリュを見上げるティミーの視線が停止する。

「リュリュ…その位置に立ってると、ティミーにパンツが丸見えよ。つーか今観賞中よ」
「きゃー!ティミー君のエッチ!!」
「ち、違…そんなつもりは…」
「あはははは、ティミー何色だった?」

「え!?し、白…」
真面目に答えてんじゃないわよ!
そう言う時は嘘を吐きなさいよね…
「エッチ!」
「あ、いや…ごめん…その…」
「良いじゃないのリュリュ。貴女のクッキーを食べて死にかけたんだから、それぐらいのご褒美をあげても!…さ、再開よ」



「ティミー君…ねぇ、ティミー君!大丈夫!?ティミー君!!」
隣には泣きながらティミーを揺さぶるリュリュが…

「…死んだ?」
「い、生きてるよ!リュ、リュリュのクッキーで死ぬわけ無いだろ…」
愛の力って凄い…
しっかし、そんなに不味いのかしら?
私はテーブルに落ちてた一つまみの欠片を試食してみた。

「うっ、ゲロまず!」
「ふぇ〜ん…ごめんなさい…」
「口に気を付けろバカ女!不味くない!独特な味がするだけだ!」
それを不味いって言うんだよバ〜カ!

「私もう止める…クッキー作らない!」
リュリュが泣きながら放棄する。
「止めるって…じゃぁお父さんへのプレゼントはどうするの!?」
「私…別の物をプレゼントする…」
「別の物?」

「お父さんエッチだから、私の脱ぎたてのパンツをプレゼントする!こんな不味い物より、ずっと喜ぶわ!」
あぁ…とんでもなく暴走してる…
「あのねリュリュ…プレゼ「もうヤなの!パンツがダメなら、私の処女あげる!」
もうそれお父さんの為じゃなく、自分の欲望だろ…


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