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女神の下着
第四章

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「えっ、黒のティ―バックですか」
「そうよ」 
 ワルキューレの一人が答えた。
「そしてブラは肩紐なしのね」
「派手ですね」
「派手な下着が好きだから」
 そのワルキューレはさらに話した。
「だからよ」
「黒のティーバックで」
「そして肩紐なしよ」
「そうなんですね」
「いや、ピンクのふりふりとか純白とか」
 小雪は他のワルキューレ達の下着の話もした。
「それぞれちゃいますね」
「ええ、下着はね」
「それぞれの趣味が出るわね」
「私達もね」
「そこは凝ってるわよ」
「それぞれでね」
「そうなんですね、いや今回は有り難うございます」 
 あらためてだった、小雪は女神達に感謝の言葉を述べた。
「教えて頂いて」
「最初何かって思ったけど」
「それでもね」
「満足してくれたならね」
「それでいいわ」
 女神達もこう返した、そしてだった。
 ワルキューレ達はヴァルハラに戻った、綾乃達はそれからも様々な女神達を呼んで下着のことを聞くと。
 どの女神も今時の綾乃達が着けている様な下着を着けていた、その色も様々だった。
 小雪はシャーデーと共に湯舟に入りそこで彼女に言った。
「いや、褌ないね」
「着けてない女神様もな」
「どの女神様も着けておられて」
 そしてというのだ。
「そのうえで」
「色々やな」
「デザインも色も」
「私等と変わらんな」
「こと下着は」
「ほんまにな」 
 そこはというのだ。
「実際にな」
「どんな下着やろと思ってたら」
「変わらんな」
「着けてへんかなとも思ったけど」
「その実はな」
「私達と変わらん」
「そやったな」
 これがというのだ。
「お話聞いたら」
「そやねんな」 
 こう言うのだった。
 そしてここでだ、綾乃が湯舟に入ってきて二人に言ってきた。
「いや、さっきゼウス神の下着の話聞いたら」
「ああ、ギリシアの方の」
「あの神様やね」
「何でもビキニらしいわ」
 その下着だというのだ。
「それも黒の」
「えっ、黒ビキニって」
「そんな下着なん」
「それって遊び人の下着ちゃう?」
「男の人で黒ビキニって」
 シャーデーも小雪もゼウスの下着について言う。
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