165章 人生に 恋ほど すてきな「 花 」は ない
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
165章 人生に 恋ほど すてきな「 花 」は ない
8月23日、日曜日。午前11時。
東京の 世田谷区は 曇り 時々雨、気温は29度ほど。
下北沢のマンションのリビングで 川口信也は ひとり、
氷の 冷たい カフェオレを 飲みながら、寛いでいる。
信也たちの ロック バンド・クラッシュビート の 5枚目のアルバム
『人生に 恋ほど すてきな「 花 」は ない 』の、
そのタイトルの 詞とメロディーを やっと 完成させたところだ。
この アルバムに 収録曲の 予定だった『 Sweet Little Fifteen
( スウィート・リトル・フィフティーン ) 』は、収録しないことになった。
信也と、15歳の 高校1年生、きな との交際は、絶対の秘密で、
マスコミや 世間で 騒がれないようにするためだった。
《 ちょっと 有名になったりすると、恋愛も うっかり できないんだから。
プライバシーも 無いようなもんで、 不自由なもんだぜ !》
信也は そう思った。
ーーーーー
人生に 恋ほど すてきな「 花 」は ない
作詞 作曲 川口 信也
紫式部が 源氏物語を書いた 平安時代のころ には
恋が 花 盛りの 世界に 誇れる 日本 文化があったよ
恋が できる人は 優雅な 証だったよ
昔は「色 好み」は 美しい 価値の 言葉 だったよ
人生に 恋ほど すてきな「 花 」は ない
なぜなら 愛を 知ることが できるから
人生の 楽しさを 知ることが できるから
自由の 大切さを 知ることが できるから
ぼくらの 無頼派の 旗手 坂口 安吾 が 言っている
「孤独は、人のふるさとだ。恋愛は 人生の花であります。
いかに 退屈であろうとも、この外に 花はない。」
恋は 芸術に とても 似ているよね
恋も 芸術も 教えられるものではないけれど
恋も 芸術も 生まれ持っている 本能のようなもの
恋も 芸術も 自分と 相手と 自然を 大切にするもの
何が 快で 何が 不快かと 快不快原理から 出発した 仏教は 科学的さ!
その 理趣経は 自分も 他者も 自然も 一体で 清浄 と説く
哲学者では ニーチェも 既成 概念 に とらわれないで 人生を楽しもう と
無邪気な 子供 のような 超人的な 生き方をしよう と 説いている
ぼくらの 無頼派の 旗手 坂口 安吾 が 言っている
「孤独は、人のふるさとだ。恋愛は 人生の花であります。
いかに 退屈であろうとも、この外に 花はない。」
☆参考文献☆
<1>
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ