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【完結】RE: ハイスクール D×D +夜天の書(TS転生オリ主最強、アンチもあるよ?)
第3章 奪われし聖なる剣
第17話 コカビエルはかく語りき
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いに終始した後、駒王学園の戦いに気づく。
 その後、賊は逃げに徹し、ヴィータとシャマルが追いかけるものの見失ってしまう。
 ボクとザフィーラは、駒王学園が気に掛り、増援に向かうも、着いた時には、決着がついていた。


 ――突っ込みどころ満載だが、さほど気にはしないはずだ。

 実際、戦いの形跡は残っているし、ソーナ・シトリーたちにわざと姿をさらしたりした。
 シグナムのみ飛行魔法を使っているため――飛行魔法はリインフォースとボク以外は使えないことにしている――なかなか追いつけない。
 ボクだけが先行しては、各個撃破されかねないので、走って向かう。 
 ゆえに、駒王町から遠く離れた場所で小競り合いを起きた、と説明できよう。


「さて、そろそろ駒王学園に到着する前に、ヴィータ、シャマルと合流しないとね」
「シグナムとリインフォースは、策敵のために別行動をしている、でしたね」
「そうだ。未知の敵が潜んでいる可能性を無視できない。と、主張してうまくはぐらかせてみせるさ」


 そういって、主は、最近よく見せるようになった無表情に不敵な笑顔を浮かべると、ゆっくりと合流地点に向かっていった。
 ザフィーラは、そんな彼女に出来る限り寄りそう。


(なるべく態度にださないように振る舞っている。
 だが、主はやては、心の底では気に病んでいる。
 それでも、もはや止まることはできないだろう。
 ならば、少しでも我らが負担を減らさねばなるまい)


 胸の内に決意を宿しながら、盾の守護獣は、敬愛する主の後をついていくのだった。

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