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【完結】RE: ハイスクール D×D +夜天の書(TS転生オリ主最強、アンチもあるよ?)
第1章 これから始まる物語
第6話 旅は道連れ、世は情け容赦してくれない
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 バイサーを倒した翌日。
 兵藤一誠は、木場祐斗、八神はやての傍にいた。
 約束通りオカルト研の部室で、昨日の説明してもらうために、だ。
 ところが――


 ――――放課後の教室は異様な熱気に包まれていた


(……どうしてこうなった!?)





 話は少し前にさかのぼる。


 帰りのHR(ホームルーム)が終わり、クラスメイトたちは、そそくさと席から離れていこうとする――その最中、廊下から呼び声がかかった。
 どうやら、先にHRが終わっていたようで、彼は教室の扉の前で待っていたらしい。
 とくに、珍しい光景ではなかったといえる。ありふれた日常だ。

 
「やあ、二人とも。待っていたよ」

 
 ――――その声の主が、女生徒に人気のイケメン男子でなければだが。
 

 しかも、声がかかった人物も大問題だった。
 なにせ、駒王学園の三大お姉さまとして名高い女生徒と、悪名高い変態だったのだから。
 浮いた噂を聞かない美男美女の二人に、変態を加えた3人組。
 奇妙な組合せを前にして、クラスメイトたちが面喰らうのも仕方がないといえよう。


 木場祐斗は、その容姿や言動から、クール系なイケメンとして女生徒に支持されている。
 しかしながら、女性に興味を示さないとして有名だった。数多の女生徒が撃沈している。


 八神はやては、三大お姉さまの一人である。
 ボーイッシュな性格、女性に優しく、凛々しい姿。
 一部の百合百合しい女生徒に熱狂的な信者をもつのも道理だろう。
 さらに、男性に興味がない、と本人が公言している。
 とはいえ、特定の女生徒と親しいわけでもなかった。


 兵藤一誠は、エロ魔人であり、変態として、女生徒から嫌悪されている。
 おっぱい紳士を自称するオープンな変態である。
 男子生徒には妙な人望があるが、女生徒からは、倦厭されていた。
 つい先日も、他校の女子に告白されたと騒いでいたが、振られたと噂されていた。


 ――――最近、木場祐斗と兵藤一誠が一緒にいる姿が、よく目撃されるようになったらしい


 掛け算好きな女生徒の間では、攻守のポジションについて、熱い議論が交わされている――――なお、木場祐斗は、寒気を感じるようになったという。
 その話題の人物たちが、ボーイッシュな性格で有名なお姉さまと接触した。
 しかも、イケメン王子こと木場祐斗が、女生徒の帰りを待つなど、入学以来初めてに違いない。
 変態紳士こと兵藤一誠にしても、八神はやてはからは、避けられている節があった。
 三大お姉さまこと八神はやてに至っては、いつも女生徒に囲まれ、木場祐斗と兵藤一誠とは、絡みが一切ない。


 ――実は、接点がない理由は、原作への
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