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【完結】RE: ハイスクール D×D +夜天の書(TS転生オリ主最強、アンチもあるよ?)
第1章 これから始まる物語
第3話 終りの始まり
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呼称――は、重要なファクターとなりえる。
(おい、それくらいにしておけ。我々が為すべきことを忘れるな)
(先ほどから、盾の守護獣が、居心地悪そうにしていますね)
(……気にするな)
さて、原作通りなら、兵藤一誠は、このまま神器狩りに巻き込まれるはずだ。
デートの帰り、神器を狙うレイナーレに攻撃され、彼は瀕死の状態になる。
死にかけながら、偶然にも悪魔契約用のチラシを握りしめ――――召喚されたリアス・グレモリーに救出され、悪魔に転生する。
(他人のデートを覗きみるなんて、われながら趣味が悪いよな)
と、内心つぶやきつつ監視を続ける。
うらやましくない。と、いえば嘘になる。
正体を知っているとはいえ、天野夕麻は美人である。
美人とデートする男を羨ましい、と、いうボクは悪いだろうか?いや、悪くない。
――もちろん、相手が堕天使でさえなければ、だが。
「――さま、明日のご予定は空いていらっしゃいますか?」
「ん?ああ、明日の予定だったか。ちょっと、これから忙しくなりそうなんだ。しばらくは付き合えなくなると思う。ごめんね」
(原作が始まって忙しくなるだろうし)
(主はやてが自ら動かずとも、私たちにお任せくだされば――)
(ううん、いいんだ。これはボクなりのけじめだから)
(承知しました。我ら守護騎士一同、ヴォルケンリッターの名にかけて、主はやてに尽くします)
(期待しているよ、我が騎士たち――もちろん、リインフォースも、ね)
(ハッ。マスターのお望みのままに)
話は変わるが、ボクの通う私立駒王学園は、そこそこ偏差値の高い女子高「だった」。
つまり、昨今の少子化の流れに逆らえず、数年前から共学化したのである。
とはいえ、なまじ地元では知名度があるせいで、「駒王学園=女子高」という認識を、
覆すことは困難だった。
あの手この手で――入試でさえ男子を優遇した――やっと、現在男子が3割近くを占めるに至る。
とはいえ、やはり男子の肩身はせまい。
「そうでしたか。もし、ご都合がよろしい日があれば教えてくださいね。いいお店を見つけたんですよ。ねえ?」
「うん。イタリアンでね。洒落た感じで料理もおいしいんだけれど、値段がすごく安いんだよ!」
「そうなんだ。楽しみにしているね」
女性になってしまったボクは、毎日こうして綺麗どころに囲まれた日々を過ごしている。
学校では友人、後輩たちと。自宅では、リインフォースたちと。
前世のボクでは考えられない生活を送っている。
もっとも、美人と逢引したところで、健全なデートといえるのか甚だ疑問であるけれども。
そんなボクの最近の悩みは――――
「はい!わたしたちも
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