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MOONDREAMER:第二章〜
第二章 勇美と依姫の幻想郷奮闘記
第9話 新生勇美+α:後編
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 振る舞いは違えど、勇美と依姫は謝った。人物像のまるっきり違う二人ではあるが、内心素直である所は共通しているのだろう。
「分かってくれればいいよ。ところで、自分でも言うのは何だけど、こんな風変わりな店に一体何のようだい?」
「惜しい、霖之助さん。そこは『なんの ようだ!』じゃないといけませんよ♪」
「それは店の対応として大問題だよね……」
 霖之助は項垂れた。自分が店の主人としての対応にいささか問題がある事をやや棚上げしつつ。
「このお店に来た訳ですよね」
 勇美は自分からこじらせていた話を自分で修正した。
 そこに依姫が入り込む。
「元々は私がこの子に服を買ってあげようって話だったのだけど、この子が『それなら香霖堂に連れていって下さい』と言うものだからここに来た訳よ」
「ほう、それは……」
 霖之助は嬉しくなる一方で、疑問も当然起こってくる。
「何で香霖堂で服探しをする気になったんだい?」
 それが一番彼が思う所であった。
「それはですね、香霖堂は外界から珍しいアイテムを仕入れて売っているって噂に聞きまして、それでどうせならそこで私の服を一風変わったものから選ぼうって思ったんです」
 勇美はそう答えた。奇をてらう意味合いも多少はあったが、新しい道を歩く自分を鼓舞する為に奮発しようという心意気もあったのだ。
「勇美ちゃんと言ったね、君はチャレンジャーだね」
「そ、そうですか?」
「勿論良い意味でだよ。その気持ち、忘れては駄目だよ」
「……はい!」
 霖之助に言われて一瞬迷ったが、勇美は良い返事で返したのだった。
「それじゃあ、店の中の物をじっくりと見て回るといいよ」
 霖之助にそう薦められて、勇美と依姫の店内探索が始まったのだ。

◇ ◇ ◇

「うわあ、これは『ファミコン』だね〜、懐かし〜♪」
 香霖堂内部巡りをしている勇美は、とあるゲーム機を発見してはしゃいでいた。
「さすがは外の世界で幻想になった物が流れ着いて来た物を売っているだけあるね〜」
 勇美はもう目にしないだろうと思った代物との再開によってノスタルジーに浸っていた。
「勇美、買うのは服だけよ」
 依姫は、羽目を外す勇美に対して釘を刺した。
「安心して下さい、さすがに今これを使って遊ぼうとは思いませんから」
 あくまで浸っていただけだと勇美は付け加えた。
 それに対して依姫はそういう心も大切かと思って聞いていた。過去に捕らわれずに未来を見据えるのが自分の信条であり、それがレイセンを受け入れるという行動に反映されているのだ。
 だが嗜む程度に過去を味わう事も大切だろう。ガチガチに未来ばかり見ていては心にゆとりがなくなるのだから。
 しかし、それはそれだろう。そう思い依姫は口を開く。
「それで、良さそうな服は見つかったのかし
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