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転生とらぶる
スーパーロボット大戦OGs
0016話
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うか。助かる。部隊規模に関しての構想も相談したい所だが、時間が無くてな。悪いが今日はこれで失礼させてもらう。今度は……そうだな。来週にでもまた時間を作って学校に寄らせて貰う。詳しい事は教官に連絡するから、そのつもりでいてくれ」

 本当に時間が無かったのか、ヴィンデルはそれだけ言うと足早に会議室を出て行く。

「は。ではまた来週、お待ちしています」

 敬礼をしてヴィンデルを見送り、会議室の中から完全にヴィンデルの姿が消えてようやく溜息をつく。

「これで良かった筈、だよな」

 少なくても、今日の自分の言動を見る限りそれ程問題になるような事は無いと思う。ヴィンデルも俺を怪しむなんて事はない筈。

「にしても、いよいよシャドウミラー結成か」

 ……あれ? でも俺はまだ2年で、後1年学校生活が残ってるんだが……まさか士官学校卒業前に退学してシャドウミラーの方に来いなんて言わないよな?
 いや、どうせシャドウミラーに所属したらそのままあっちの世界に転移するんだろうからこっちでの学歴なんて意味が無い訳だしそれでも構わないのか?

「ま、なるようになるか」

 結局思考を途中で放り投げ、成り行きにまかせる。

「まずは来週の打ち合わせだな。シャドウミラーで使う装備品なんかはやっぱり実行部隊である特殊処理班の隊長として俺が決めなければならないのか?」

 そこまで呟き、ふと思う。
 もしかしたら、シャドウミラーの機体としてエクサランスを使うのは可能だろうか。

「いや、無理か」

 そもそも、まだ兵器として時流エンジンの転用されると決まった訳ではない。
 モントーヤ博士には念を押して来たし、子供達にもその辺を唆しては来たがまだ確定という訳でもない。
 もしエクサランスが設計されたとしても、その完成がいつになるのかは未定だ。

「だが……」

 俺がシャドウミラーに正式に配属されるのが、士官学校卒業後の場合はおおよそ1年の猶予がある。そして、現在はエクサランスチームにいないがミズホは極めて優秀なメカニックだ。
 なにせ、原作ではごく短期間の間にエクサランスのフレームを修理したり新造したりしているのだ。
 問題があるとすれば、戦いを嫌うその性質か。そこさえなければモントーヤ博士に安心して推薦出来るんだが。

「取りあえず、有望な機体であるのは確かなんだし。ヴィンデルにはその辺で勧めるしかないか。もしかしたらシャドウミラー側でエクサランス開発の援助をしてくれるかもしれないしな」

 シャドウミラーで使う事になるであろう兵器を、頭の中でピックアップしつつ会議室を出て自分の部屋へと戻っていった。
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