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冬木市にやってきたアルトリアズのお話
休日の朝
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なっても、時代は変わっても感じさせるものは変わらないのだ。
 
士郎「じゃあみんな支度してくれ。終わったらすぐ出るぞ」
 
全員「「「「「「「「「「「「おおーーー!!」」」」」」」」」」」」
 
 
………………………
 
 
バスに揺られること十数分。
 
俺達は数年前に新しく作られた冬木新都市、通称新都へ買い物に来た。
 
俺やアルトリア、桜に遠坂は御用達だが残りのイリヤ、アルトリアズに関しては来ることが初めてなのでまるでフクロウのように360度を見渡している。
 
士郎「まずは軽い服を選びに行こう。そろそろ春だから、そんなに大荷物にはならないはずだし」
 
アルトリアズ「「「「「「「「「「「了解です」」」」」」」」」」」
 
アルトリア「ところでシロウ、質問があります」
 
既に大元として服はある程度揃っているので今回の購入は見送ったアルトリアがこちらにやってくる。
 
士郎「どうした、アルトリア」
 
アルトリア「いえ、いくらこれから春だとはいえ、服だけでもかなりの量になると予想されます。それほどの大荷物をどうするのか…と」
 
俺は固まる。
 
全くもって盲点だった。
 
俺は彼女達の服代、食器代などしか考えていなかったのでその荷物をどうやって運ぶかは忘れていた。
 
士郎「…コインロッカーか、最悪の場合にはランサーにでも頼もう」
 
サンタオルタ「その必要は無いぞ、シロウ」
 
弓トリア「そうですよ、シロウ」
 
メイドオルタ「私達の荷物は自分達で持つ。それは買い物をした人の義務である」
 
今一番普通の服を着て欲しいアルトリアズトップ3が何か言い出した。
 
勿論、自分達で持つという申し出はとても有難い。
 
実際、身体能力はそのまま引き継いでいるのだから俺よりも断然力はあるのだ。
 
士郎「じゃあ…お願いします」
 
俺は男としてのプライドを捨て、女の子に荷物を持ってもらうという最悪に近い選択をしてしまった。
 
まあ、ランサーに会うよりはマシか。
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