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異能バトルは日常系のなかで 真伝《the origin》
第一部
第二章 明かされる真実
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ないがその情報収集力と分析力の高さに唖然となるも、彩弓さんが応対する。
「……ええ、間違いないです」
「そうか。その上でもう一度言わせてもらうが、それはやめた方がいい」
「なぜか聞いても?」
「それについてはうちの精霊に任せよう。本来ならお前らの担当がするべき仕事だからな。おい、リーティア」

今度こそ自分の目を疑う現象が目の前で起きた。

千冬ちゃんのゲートのように黒い入口から出てくるのではなく、文字通り何も無かったはずの所から手の平サイズの羽の生えた小人が出てきた。

「なんであたしが、知らない奴の尻拭いを」
「リーティアちゃん、お願いね」
斎藤さんに頼まれた小人からチッという明らかな舌打ちが聞こえた。
「これが、精霊ですか?」
「私を指差してこれとは随分なご挨拶ね。ガキ」
あまりの出来事に開いた口が塞がらなかった。
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