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デート・ア・ライブ~Hakenkreuz~
第十九話「動き出す者たち」
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、可能なら拉致をする予定だ」

「それってあいつら(・・・・)の獲物を横取りするって事だよね?それは楽しそうだなぁ」

少年はその様子を想像したのか無邪気に、楽しそうに笑う。しかし、「でも…」と呟くとその笑みを引っ込めた。

「少佐は一体誰を送り込むつもりなの?あまり派手に動くと怒られるんじゃない?」

「無論送り込むのは少数精鋭さ。あまり大人数や重武装で行っても()の我々では精霊に対抗できない。本格的に動くのはまだ先の話だ」

少佐はそう言うと画面に映る少年、五河士道に視線を向け口角を上げ笑みを浮かべた。

「さあ、少年よ。せいぜい足掻いて見せろ。一方的な戦い程詰まらない物はないからね」

その言葉に少年も博士(ドク)も狂った笑みを浮かべるのであった。

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