『ルイズが召喚したのが、ラルトスだったら?』
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その生き物は、とても不思議だった。
なんというか、雰囲気が。
メイドのシエスタが教えてくれたが、この生き物の名は、ラルトス。
頭の赤い部分で人の感情を読み取ることが出来るのだとか。
そのせいか、とても気遣いができる子で、ルイズがイライラしていれば近寄らず、逆に抱きしめたいな〜って思ってると近寄ってきた。
そして念力などの不思議な力で、物を動かし、ルイズの身の回りのことをしてくれた。
やがて、ラルトスは、キルリアという形態に進化した。
その日から、ルイズの周りではちょっとした異変が起こり始めていた。
まず、土くれのフーケの噂がなくなった。あと同時に、オスマンの秘書であったロングビルが消えた。
というか、ロングビルが最初からいなかったみたいに……。
それを不審に思ったのはルイズだけで、他の者達は夢でも見たんじゃないかとか言って笑う。
そして、近頃不穏な噂が流れていたアルビオンが、生き残ったウェールズにより形勢が逆転され、アンリエッタとの婚約と同時にアルビオンとトリステインの併合が発表された。
それと同時に、ハーフエルフであり、ウェールズの親類であったティファニアが見つかり、彼女の保護者役だったマチルダという元貴族と共に保護された。
そうして芋づる式で、ルイズとティファニアの系統が伝説の虚無であることが分かり、アンリエッタから始祖の祈祷書を賜ることになった。
そんな最中、牙を剥いてきたのは、レコンキスタの残党と、それを裏で操っていたガリアであった。
すると、前線部隊が駆けつけるよりも早く、ルイズのキルリアが率いる、ラルトス、そしてその上の進化形態である、サーナイト、エルレイド達が前に出て、その強力無比のサイコパワーで撃破して見せた。
そうして、サーナイトへと進化を遂げたルイズのキルリア。
テレパシーを持って、自身が見た未来予知をルイズに伝え、聖地に眠る、大いなる意思と呼ばれる精霊石を破壊しないと世界がヤバいことを知らせた。
そして、ロマリアがそのことを知っていて、秘密裏に行動していることも知らせ、アンリエッタらに間接的に伝えられてから、世界情勢が動き出し、ルイズのエクスプロージョンによる、精霊石破壊か、始祖ブリミルの故郷である聖地への帰還かでもめにもめた。
ロマリアのヴィットーリオは、始祖ブリミルの祈願を叶えるため、聖地への帰還を強行しようとしたため、サーナイト達がこれを阻止。
仲間達を集めて、その強大なサイコパワーで、ルイズを聖地のそこに眠る大いなる意思と呼ばれる精霊石の元へ運び、ルイズにエクスプロージョンを使ってもらって、精霊石を破壊するに至った。
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