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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第16話 2つの出逢い
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『あはは、ヴィータさんってアイスが好きな人だからねぇ。珍しく地球産の……それも日本のアイスだったから食べたかったんじゃないかな?』

「いや知らんがな。それよりも……」

 遠くから何かが装填されるような音が聞こえた。
 
「……なんか反応ある?」 
 
『ううん。でもハッキリ音は入った。この感じはカートリッジかな? とにかく気をつけて下さい!』

 直ぐにお仕事モードに入ると同時に、こちらもデバイスを展開して臨戦態勢へ。
 コツコツと足音は聞こえてくるし、ハッキリこちらへ向かってきているのも分かる。
 
『うん? あれ……これって』 
  
「接敵まで数秒、打って出ます」

『え? あ、ちょ』

 通信越しでシャーリーさんが何か言っているけど、それ以上に。あちらも敵意を出してるのが分かる。
 多分遠目で、俺の明かりが見えたから来たんだろう。サバト関係者ならとりあえず話を聞けばいい。
 なにかされる前に、牽制を掛ける!
 
 そう考えて踏み込んで突っ込む瞬間、まず聞こえたのは、足音ではなくローラー音。
 それもよく聞く音に限りなく酷似した音。
 次に聞こえたのは。気合を込める声と、それに合わせて魔力光が煌めいた。
 
「ナックル……!」

 明らかな女性の声と共に、左拳を構えてまっすぐこちらに向かう長髪の女性。
 ぱっと見た印象は、長髪でおとなしそうなスバル。加えて見覚えの有る構えだが、唯一の違いは左だということ。
 
 そう言えば、朝言ってたな。スバルが!
 
 ――うちのお父さんとお姉ちゃんによろしくね!
 
 って。つまり……この人は。
 
『響、その人味方!』

「バンカー!」

 シャーリーさんの言葉とほぼ同時に後方に飛ぶ、がそれでも距離を詰められる。

 ですよね! と体を捻るよりも先に、間合いに踏み込まれ腹部に一撃を叩き込まれて、そこで意識が飛んだ。 
 
 


――sideティアナ――

 もーそろそろ向こうでは響とギンガさんがあってる頃なのかしら? バカスバルが、フェイトさん対響の試合の内容話しちゃってたのよねー。
 お蔭で興味持たれてたし……今頃トーキングモードに入ってるんだろうなー。
 
「おつかれティア。はいこれ」

「ありがと」

 奏からスポドリをもらって口に含むと、冷たくて美味しいわー。
 ……さて。
 
「……調子悪そうだわ」

「……そうだねぇ」 

 眼の前で行われているのは、スバル対流。多分、怪我する前ならスバルは勝てなかったと思う。でも、今までのなのはさんや、ヴィータさんの教導のお陰か、いい動きをしているのに対して、流の動きは一手足りない。
 いや、どれか一方しか出来ていないというの
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