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老雄の活躍
第二章

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 そこで旅の冒険者と身分を隠したうえで依頼を探してモンテロッソはある依頼、遺跡の中に潜んでいるという十星連合各地で破壊活動を行っているテロ集団巨人軍の征伐の依頼が政府から出ているのでこれを受けることにしたが。
 二人以外にもう一人依頼者がいた、それは誰かというと。
 パパ=カルロスその人だった、マスクもコスチュームも身に着けていないごく普通の大柄なバーバリアンの初老の男で着ている服もラフだったが。
 その彼も依頼を受けていてだ、モンテロッソは彼に驚いて声をかけた。
「あの、貴方もですか」
「ああ、今回はな」
 老雄は彼に確かな声で答えた。
「冒険者としてな」
「闘われるんですか」
「この街に久し振りに興行で来たが」
 ルチャ=リブレのそれでというのだ。
「街の傍にテロリストがいて子供達が怯えている」
「それをご覧になられて」
「俺は冒険者じゃない、けれどな」
「テロリスト達をですか」
「倒してな」
 そうしてというのだ。
「あの連中を倒したくなった」
「だからですか」
「ここはな」
 絶対にと言うのだった。
「冒険者として遺跡に行ってな」
「連中を倒しますか」
「そうするんだ」
「貴方は確かにお強いです」
 このことをだ、モンテロッソは言った。
「ですが」
「それでもか」
「はい、それはリングのことで」
「冒険者としてはか」
「また別の戦いになりますが」 
 モンスターやならず者達との戦いになるというのだ。
「それでもですか」
「ああ、それでも俺は行きたいんだ」
「子供達が怯えていたので」
「ルチャ=リブレは神の戦士だ」
 老雄は毅然としてモンテロッソに答えた、その場にはセスペデスもいるが彼は今は沈黙を守っている。
「闘いを神々に捧げてだ」
「そうして子供達もですか」
「笑顔にすることが務めだからな」
 それ故にというのだ。
「俺も行きたい」
「そうですか」
「決まりやな」
 ここでようやくセスペデスが口を開いた、今はギルドの中でコーヒーを飲みながら話をしているが彼はずっとコーヒーを飲んでいたのだ。
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