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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第25話
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すぐにバスに向かい、エステル達と共にバスを囲むような位置でそれぞれの武装を構えた。

「へ〜、どうやらその装甲車には誰も乗っていなかったようやな?」
導力地雷(オーバルマイン)対策用に人を乗せていない装甲車に自動運転をさせて”囮”として使うとは…………俺達の知らない間にクロスベルは随分と”変わった”ようだな。」
するとその時男達の声が聞こえると遺跡の壁にいたゼノとレオニダスが跳躍して炎上する装甲車を飛び越えて装甲車の前に着地した。
「!テメェらは…………!まさか、テメェらまでアルスターの連中の虐殺に手を貸しているのか…………!?」
「あの二人を知っているんですか、ランディさん。」
ゼノとレオニダスの姿を見て二人が何者かにすぐに気づいたランディは厳しい表情で声を上げ、ランディの様子が気になったティオはランディに訊ねた。

「ドレッドヘアの野郎は破壊獣(ベヒモス)レオニダス。もう一人のサングラス野郎は”罠使い(トラップマスター)”ゼノ。どちらも”西風の旅団”の連隊長だ。」
「あ、あんですって〜!?」
「”西風の旅団”…………”赤い星座”と並ぶゼムリア大陸最強の猟兵団ね…………」
「ああ…………そしてあのガルシアがルバーチェに引き抜かれる前に所属していた猟兵団でもあるな…………」
「どうやら”依頼人”は”一度目の襲撃”が失敗したから、”二度目の襲撃”には念を入れたようだね…………」
ランディの説明を聞いたエステルは厳しい表情で声を上げ、エリィは不安そうな表情で呟き、ロイドは真剣な表情でゼノとレオニダスを睨み、ヨシュアは警戒の表情でゼノとレオニダスを睨んだ。
「久しぶりやな、”闘神の息子”。”星座”を抜けた話は聞いていたけど、まさかお前が警察に就職するなんて、人生何があるかわからんもんやな〜。」
「”表の世界”に逃げた事で腕は鈍ったと思っていたが…………”碧の大樹”ではあの”赤の戦鬼(オーガロッソ)”を退けた上討ち取ったと聞いている。その話が本当ならば、少しは楽しませてもらえそうだな。」
「うるせえ!その呼び名はヘドが出るほど気に喰わねぇんだよ!それと叔父貴とは戦って勝ったが、別に”止め”までは刺していねぇよ!叔父貴は俺達に無力化された後別の人物に”止め”を刺されてあっさり逝っただけだから勘違いするんじゃねぇ!」
ゼノとレオニダスに声をかけられたランディが厳しい表情で声を上げて反論したその時
「ハハ、だが”止め”までは刺していないとはいえ、あのシグムントを超えるとはどうやら”俺”やバルデルの領域に近づいているようだな、ランドルフ。」
突如他の男の声が聞こえた後、いつの間にか遺跡の壁の上にいたゼノやレオニダスと同じジャケットを身に纏った中年の男が跳躍してゼノとレオニダスの前に着地した!

「な…………アンタは…………
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