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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百二十四話
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て言ってるみたいだけど、それじゃぁ漠然とし過ぎている」

「漠然…」

「オカルトは大きく四つに別れる。
まず鬼、蟹、蝸牛とかの人間が関与せず意志をもつ妖怪。
次に妖怪と同じく人間が関与しないけど意思がない。
本来はこれを怪異と呼ぶけど………まぁ、北白蛇神社みたいなエアスポットとかホラーハウスの事さ。
次に人間が妖怪や怪異を利用する使役。
最後に、人間が人間の力で現象を起こす妖術」

「囲い火蜂は、妖怪や使役じゃないのか?」

「囲い火蜂は純粋な妖術だ。相手に触れて自分の気をぶつけたり流し込む事で相手の気を乱す。
火燐さんがここまで悪化してるのは、本人の資質が高い現れた結果だ」

発勁の応用もしくは派生ないしは崩しとも言えるだろう。

「治せるのかい?」

「ああ。囲い火蜂と同じ方法で、今度は安定させてやればいい。
ただ、本人じゃぁ乱れた気を制御できないから第三者がやるしかないけどね」

ここで暦さんに聞いてみる。

「暦さん、火燐さんになんかしたでしょ? なにしたの?」

「う"……」

「俺が予想するに、おまじないにはおまじないとか言ってキスでもしたんじゃないかと思うんだけど合ってる?」

「君は僕のストーカーか!?」

「え? 正解なの? マジで? 妹にキスしたの? 貴方彼女居るよね? なに考えてるの? バカなの? これ羽川さんが知ったらまた白猫になるよ? 下着猫になって暦さんをワンターンキルしちゃうよ?」

「ぐはっ…」

崩れ落ちた暦さん。

面白そうだったので背中をぐりぐり踏んでみる。

ぐりぐり…ぐりぐり…。

「そんなんだから彼女にケツ掘られるんだよバァーカ」

「その話はしないで…!」

やっぱり掘られてたらしい。

ザマァ。

「ま、そのお陰で暴走してた火燐さんの気のが多少暦さんに流れ込んで落ち着いた感じかな」

足をどけて、ソファー(バナナみたいな謎クッション)に腰かける。

「でさぁ、我が姉上(笑)とは和解できたの?」

「姉? 千冬さん?」

「あー、いやいや、そっちじゃなくてさ」

スッと暦さんの影を指差す。

「我が姉、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードとさ」

「なっ!?」

「驚くなよなー。前に言ったでしょ? 俺は暦さんの叔父みたいな者だって」

暦さんを立たせて、影ができるような位置に移動させる。

影に触れると、とぷん…と手が沈んだ。

「お、行けそう」

手を影の縁に置き、顔を突っ込む。

中はなんというか……豪奢な部屋だった。

その部屋のソファーに寝転がる幼女が一人。

「やぁやぁ我が姉上(笑)。元気してる?」

「ふぁっ!? だっ
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