第四章
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「現役だからな」
「百歳ですか」
「わしの寿命は今の状況では百歳という」
この世界でもかなりの長寿である。
「だから死ぬまでな」
「現役ですか」
「それでおるからな」
それ故にというのだ。
「まだだ」
「こうしてですね」
「レースにも参加する、動きも若い者に負けんが」
それだけでなくとだ、今度はトラップを駆け抜けた。マリアとニキータも続きそうしてトラップをあっさりと抜けた。
「勘もだ」
「備えておられますか」
「これまでの経験でな」
「そうですか、では」
「何なくだ」
それこそというのだ。
「ゴールまで行くぞ」
「それでは」
「何かな」
「この方は凄いですね」
ニキータと彼女の神具であり使い魔である九尾の黒猫も言ってきた。
「並の忍者ではありません」
「伊達にレベル百やないわ」
「最初は不安でしたが」
猫は年齢のことをオブラートに包んで述べた。
「そうでしたが」
「それがな」
「普通に凄くて」
「あたし等も勉強になるわ」
「全くですね」
年齢のことは関係ない、このことを彼等も話しつつだった。
二人と一匹は忍者と共にレースを駆けていった、すると老人が言った通りに先に行った者達をだった。
次々に抜いていった、レースは一人から六人までのパーティ―参加だったが他のパーティーを全てだった。
抜いた、そしてだった。
遂にゴールが見えてきた、だが。
その前に何とゴールドドラゴンが一体でんと構えていた、マリアはそのドラゴンを見てそうして言った。
「これはまた」
「最後の最後でな」
「凄いのが出たわね」
「ゴールドドラゴンってな」
ニキータも言うことだった。
「ちょっとやそっとやないな」
「最強格のモンスターやし」
「下手に戦っても」
「勝てる相手ちゃうわ」
「ぼんまに。それこそ」
自分達星の者達ならともかくというのだ。
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