暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第16話
[3/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
か例えエレボニア帝国政府の代表者が”鉄血宰相”じゃなくても、誰も受けれないわよ、こんなとんでもない要求は…………」
「この要求内容を全て実行したらエレボニア帝国にまた混乱が起きるだろうね……」
「うん………それに”四大名門”の当主達全員に加えてアルフィン殿下とオズボーン宰相まで身分を剥奪されてメンフィル帝国による処罰を受けさせられる件もそうだけど、入国料とかあったら旅行や商売でエレボニアの人達がメンフィル領に行きにくくなるよ……」
メンフィルの要求内容を知る事ができたユーシスは驚きのあまり絶句し、アリサは悲痛そうな表情で声を上げ、マキアスは真剣な表情で声を上げ、静かな表情で呟いたフィーにセリーヌは呆れた表情で溜息を吐いて指摘し、重々しい様子を纏って呟いたアンゼリカの意見にトワは悲しそうな表情で頷いた。

「殿下、それでオズボーン宰相達――――帝国政府はこの要求内容に対してどういう反応をされたんですか?」
「『ユミルが襲撃されたのは隣国で内戦が勃発したにも関わらず、自分達は関係ないと高をくくってユミルに軍を派遣しなかったメンフィル帝国の責任であるにも関わらず、その責任をエレボニア帝国に押し付けた挙句このような理不尽な要求を呑む等言語道断』と宰相殿は言って、要求内容を拒否した挙句、クロスベルと連合を組んだメンフィル帝国に対してIBCによる”資産凍結”の件で受けたエレボニアの被害をメンフィルにも賠償するようにと、グランセルのエレボニア帝国の大使館に伝えたそうだ…………」
「む、無茶苦茶だ…………!」
「どう考えても”鉄血宰相”はメンフィル・クロスベル連合とも戦争するつもりのようね。」
「愚か者が…………!内戦を終結したばかりのエレボニアが他国と戦争をしているような余裕――――ましてや”百日戦役”で大敗させられてユミルを初めとしたエレボニアの領土を占領したメンフィル帝国相手に勝てると思っているのか、あの男は!?」
アンゼリカの質問に重々しい様子を纏って答えたオリヴァルト皇子の答えを聞いたマキアスは信じられない表情で声をあげ、セリーヌは呆れた表情で呟き、ユーシスは怒りの表情で声を上げた。

「で、まずはメンフィルと連合を組んでいるクロスベルを占領する為に侵攻させたエレボニア帝国軍があっけなく殲滅された挙句、自分が信頼する部下――――それも”鉄血の子供達(アイアンブリード)”の”筆頭”まで殺されるというあまりにも手痛いしっぺ返しを受けていながら、本気でメンフィル・クロスベル連合と戦争をするつもりなのですか、オズボーン宰相は?」
「ああ…………宰相殿といい、宰相殿の無謀な判断に対して何の反論もしない父上は一体何を考えているんだと、私も言いたいくらいだよ…………」
呆れた表情で溜息を吐いたサラは真剣な表情でオリヴァルト皇子に確認し、オリヴァルト皇
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ