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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第52話 出会いの酒場ヘビーロッジ!今度の舞台は氷の大陸アイスヘル!
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side:イッセー


「それじゃあお婆ちゃん、俺達は行くよ。今日は美味しいスープをありがとうな」
「本当に素敵な体験をさせていただきました。節乃さんに教えてもらった食材が料理人を選ぶという事……今はまだよく分かりませんがしっかりと胸の中にしまっておきます」
「うむ、おぬしらなら必ずセンチュリースープを手に入れられるはずじゃ。あたしゃも楽しみにしているよ」


 俺と小猫ちゃんは節乃お婆ちゃんにお礼を言うとお婆ちゃんは嬉しそうに微笑んだ。もう少し話したかったけどそろそろ行かないと、センチュリースープの情報を持つ男と会えなくなりそうだから名残惜しいけどそろそろ行くか。


「あっ!だれか出てきたぞ!」
「えっ……子供?」
「赤髪の女性、凄い美人だ……」
「あの金髪の男の子、凄くタイプかも……?」


 節乃食堂の前には沢山の人で溢れており俺達を見て目を丸くしていた。まあここに入れるのは各国の首脳や著名人だけだからな、明らかに一般人にしか見えない俺達が出てくれば困惑するのも無理はない。


「あれ?イッセー先輩って有名人だからもっと騒がれると思ったんですけど、意外とそうでもないんですね」
「美食屋や料理人、また卸売りなど食材に関わった仕事をしている人物には知られているが基本的に俺は取材などは断っている。だから一般人にはそこまで俺のことは浸透していないんだ」
「へー、そうだったんですか」


 小猫ちゃんは一般人達の反応に首をかしげるが、実際はこんなものだ。誰もが俺のことを知っているわけでもないしな。


「ふふっ、だーれだ」
「おっ?」


 背後から誰かに目を隠されたが、この声はもしかすると……


「ティナ、こんなところで何をしているんだ?」
「正解よ。流石イッセーね」


 俺の目を隠していたのはティナだった。というかクルッポーを膨らませて台替わりにして目隠しなんてするなよ。まあ前に落ちたティナをクッション代わりになって受け止めれるくらい頑丈だから大丈夫なんだろうけど。


「流石スクープの為なら危険な場所に来る女性なだけのことはある。大方誰かのブログを見てここに来たな?」
「それも正解よ、イッセー。あの節乃食堂が営業しているってことは絶対に有名人に会えると思ってきたの。まあイッセー達に会えるとは思っていなかったけど」


 フフンッと得意そうな表情を浮かべるティナ、こいつリポーター辞めて情報屋にでもなった方が儲けられるんじゃないのか?


「ねぇねぇイッセー!あんたがここにいるってことはまた何か珍しい食材を取りに行くんでしょ?私も連れてってよ!」
「別にいいけど多分危険な旅になるぞ」
「大丈夫よ、イッセーが守ってくれるでしょ?」
「人任せか……まあ別に
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