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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第52話 出会いの酒場ヘビーロッジ!今度の舞台は氷の大陸アイスヘル!
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んたってこれから向かう場所は全てを凍らせる氷の大陸なのだからな」


 カーネル氏は俺達を見てニヤリと笑みを浮かべていた。これは大変な旅になりそうだな……


「そういえばイッセー、そこのお嬢ちゃんたちはお前の仲間か?」
「ああ、全員俺の仲間さ。今回の旅に連れていく」
「ふぅむ……(全員強さにバラ付きはあるが何かを感じさせるな、一人一人がなにかしらの役目を持っている)」


 マスターは小猫ちゃん達をジッと見るとフフッと笑みを浮かべた。


「長年旅立つ者を見ているとどうしても止めたくなる者もいればおぬしらのように背中を押してあげたくなる者もいる……ちょっと待っとれ」


 マスターはそう言って店の奥に向かうと、何か測定器のような機械を持ってきた。


「これは『グルメスティックセンサー』といってな、現在判明されている食材全てのデータが入っている。この電極部分を食材に当てるとその食材の名前や含まれる栄養分、全長や捕獲レベルが分かるんだ」
「凄い便利なアイテムですね、でもこれは……」
「餞別代りにおぬしらにやろう。どうか役立ててほしい」
「マスターさん……分かりました、ありがたく受け取らせてもらいますね」


 小猫ちゃんはマスターからグルメスティックセンサーを受け取り笑顔でお礼を言った。


「よし、それじゃあ行こうぜ!センチュリースープを手に入れる旅の始まりだ!」
『おォォ――――――――ッ!!』


 待っていろよ、センチュリースープ!!





――――――――――

――――――

―――


side:??


 場所は変わって節乃食堂、普段は閉まっているはずのこの食堂に多くの一般人が集まって食事を堪能していた。


「夢のようですね課長―――――っ!まさか節乃食堂で食事ができるなんて思ってもいませんでしたよ!」
「そーだな!もうブログに載せまくるぞこれ!ねぇ部長!!」
「じゃあオレそのブログ見るし!」
「いやもう現場にいるじゃないですかー!」


 各国の首脳や著名人しか利用できない幻の食堂……自分たちが足を踏み入れることなど無いと思っていた人達は満面の笑みを浮かべて食事を楽しんでいた。


「これも全て節乃様のイキな計らいのおかげですよ!」
「節乃様!ありがとうございます!!」
「ふふっ、あたしゃも嬉しくてな。きっと近い将来もっと美味しいセンチュリースープが飲めるじょ」
「ただいまにゃー。あれ、今日は団体さんの予約入っていたっけ?」


 節乃は嬉しそうにそう答える。丁度そのタイミングで店の中に白いエプロンを付けた黒髪の女性が入ってきた。


「おおクロや、戻ったかい?頼んでおいた食材は無事に入手できたよ
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