暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第11話:Recon Base Ruins
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くるメカニロイドや敵のライドアーマーはライドアーマーのパンチで沈めていくが、慣れない汚泥での操縦でライドアーマーを乱暴に扱い過ぎて敵の攻撃を受け続けたために壊れてしまった。

しかもライドアーマーが爆発した際、敵にぶつけていた。

確かに倒す為には合理的ではあるのだが……。

「ふう、危なかった〜。あのライドアーマー、思ったより脆いね」

……全く悪びれていないと言うより気にしていない。

ルインは密林の前線基地のボスの情報を再び検索する。

幽林の妖撃手 スティング・カメリーオ

元第9レンジャー部隊副隊長であり、如何なる場所にも適応可能な保護色能力を持つ部隊きっての実力者だが、任務遂行のためには手段を選ばず、その行き過ぎた合理主義思想から卑怯者扱いを受けていた。

優秀な技術者でもあるのだが、マッドサイエンティストな性格もあり、却って嫌われていた。

シグマにその実力を純粋に買われ、協力を持ちかけられた事から、シグマの反乱軍へ身を投じる事となり、密林の前線基地の警備を担当している。

「カメリーオの電磁迷彩か…厄介だな……」

HXアーマーからZXアーマーに換装し、ZXバスターを構えながら奥へと進むと扉が開かれる。

そこにはスティング・カメリーオが嫌みたらしい笑みを浮かべていた。

「やあ、カメリーオ。久しぶりだね」

嫌悪感を隠さずに言うルインに対してカメリーオは陰湿な笑い声をあげる。

「にににに…そうだなあ。最後に会ったのはあの実験の時だったな」

「どうして君達はシグマに与するのか教えてもらえるかな?」

「さーな、中には人質に取られて仕方なくってのもいるかもしれねえがな。まあ俺としてはイレギュラーだろうがなんだろうが、のし上がれりゃそれでいいしな。そうなりゃ実験もやりたい放題だ」

「イレギュラーだね…正真正銘の…スティング・カメリーオ。あなたをイレギュラーとして処分します。」

バスターを構えてチャージショットを放ち、チャージショットがカメリーオを捉えたかに見えたが…。

「やった…なわけないよね!!」

背後に悪寒を感じて、飛び上がると緑色のレーザーが床に当たる。

「ににに…どうしたんだあ?俺を処分するんだろ?」

「不意を突いたつもりだったんだけど…あれを簡単に避けるなんて」

完全に不意を突いた一撃であったのにも関わらず、回避した上に反撃してきたカメリーオにルインは敵ながら感心してしまった。

「にににに…お楽しみはこれからだぜ」

カメリーオは電磁迷彩を使って姿を隠し、ルインはバスターからセイバーに切り替えて構える。

「(どこ…?どこから仕掛けてくるの…?)」

辺りを見回すルインだが、姿形も熱源すらも探知出来ない上に
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