第31話:絶望を希望に変えるために
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ードナイトモンがあまりの破壊力にドン引きしているタイキ達に説明する。
大輔とアカリの呟きに全員が頷いてしまった。
「瞬間的に恒星の核(コア)程の高温に達するあの渦の中心で生き延びられる生命体はいない…。さしもの伝説の魔獣とてあれなら…!!」
「ドラゴンコライダーはインペリアルドラモンFMの惑星破壊砲と言われるフルパワーのギガデスに匹敵する威力がある…!!あれで倒せないならどうしようもない」
ドゥフトモンとマグナモンが爆炎を見つめながら言う。
様子を窺っていたデュナスモンだが、爆炎の中を動く物を見た。
「!!」
デュナスモンは目を見開くが、次の瞬間に爆炎から何かが伸びて、デュナスモンを捕らえた。
「何っ!!?何だこれはっ…!?うっ、うおおおおおお!!?」
デュナスモンの異変に気付いたアルフォースブイドラモンが声を荒げる。
「デュナスモン…!?デュナスモン!何があった!!応答しろっ!!!」
「ね…ねえ、見て…!!炎の中から何かが…」
アカリの言葉に全員が爆炎の方を見遣ると全員の目が驚愕で見開かれた。
「………………馬鹿な…」
「キルルオオオオオ!!!」
爆炎が消え、爆炎の中心だった場所には無傷のズィードミレニアモンの姿があった。
「ズィードミレニアモンがまだ生きてる!?」
「あ、あんなとんでもない超必殺技を喰らったのに無傷ってどういうこった…!?」
「無傷どころか前より遥かに巨大化している…!?」
ヒカリ、大輔、賢が目の前で起きている異常事態に目を見開き、巨大化したズィードミレニアモンは周辺の物体を吸収し始めた。
「ななな何か足元の地面をぐんぐん吸い込み始めたんですけどーっ!!」
「ま…まさか…ドラゴンコライダーのエネルギごとデュナスモンも吸収されちまったのか…!!?」
アカリとドルルモンの言葉に全員が表情を引き攣らせる。
「全軍撤退だ!!出来る限り、奴から離れろ!!直にここも飲み込まれるぞっ!!」
「タイキ!!大輔!!」
キリハが指示を出し、タイキと大輔にリリモン達が駆け寄る。
「リリモン達…!!良かった…無事だったのか!」
「あれ…?ウィザーモンは?」
「…実は…」
タイキ達は大魔殿で起きた出来事を知り、全てを聞いたテイルモンは泣き崩れた。
「そんな…ウィザーモン…ウィザーモン…!!」
泣き崩れるテイルモンを優しく抱き締めてやるマグナモン。
「タイキ達に…あそこで起こったことを伝えてくれって…」
「必ず奴を倒すヒントになるからって…!私達のことを…!!」
大魔殿にいたメンバーは涙を流すか、悔しそうにしていた。
「1つ聞く…ズィードミレニアモンの放った
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