暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OGs
0008話
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ると誤解している者は多い。だが、少なくても俺がユーリアに感じている感情はLoveではなくLikeだし、ユーリアにしてもそうだろう。

「と言うか、もしかしてお前が今まで俺に突っかかって来てたのって、俺とユーリアの仲を嫉妬してか?」

 なんとなく思いつきを口に出すが、その効果は劇的なものがあった。
 つい数秒前まで俺に向けて嘲笑していたその顔が真っ赤に染まり、ただでさえ釣り上がっている眼がさらに釣り上がる。

「うわ、マジか」

 明らかに図星を指された感じだった。
 ユーリアの方を見ると、こちらは予想外の展開に考えが付いていっていないらしい。

「と言うか、好きな相手に意地悪するってどこの5歳児だよ」
「ふ、ふざけるな!! 誰が誰を好きだというんだ! 全く、これだから低脳で無能な輩は困る」

 捨て台詞? を吐き、卒業式が行われる体育館へと早足で去るジーベル。

「あー、悪い事したか?」

 未だに立ち直っていないユーリアに悪い事をしてしまったかもしれないと思いつつ尋ねる。

「い、いや。ちょっと驚いただけだ。気にしないでくれ」
「そうか? それじゃあ、こんな所で話していて卒業式に遅刻しても馬鹿らしいしさっさと行くとするか」

 まだまごついているユーリアを連れ、卒業生の待機教室へと向かう。







「私達がこの幼年学校に入学してから、既に3年が経ちました。その間、色々な教官達にお世話になり、あるいは生活を共にしてきた仲間達との絆を深める事が出来ました。そしてそれらの結果が、今日この日の卒業となります。この幼年学校を出て士官学校に入学し、私達の愛すべき故郷であるこの地球を護る為の守護者の一員として励む事をここに誓いたいと思います。今日、自分達は旅立ちます。後輩の皆も私達に負けないよう、幼年学校とは言え連邦軍の一員である事を忘れずに活躍してくれる事を希望します。卒業生代表、アクセル・アルマー」

 これで卒業生代表の挨拶も終わりっと。
 在校生や卒業生、教官、校長、理事や父兄等から拍手を貰いつつ自分の席に戻る。
 と言うか、入学式の時もこんな感じだったよな。


 そんなこんなで卒業式も終わり、体育館を退場する事に。
 後は、各自で写真を撮るなり卒業パーティをするなりしてそのままここで解散って流れだ。
 そう言えば、卒業式=第2ボタンってのは日本だけの風習なのだろうか?
 少なくても、この世界ではそんな風習は無い。

「アクセル。これから皆で卒業パーティやろうという話になったんだがお前も行くよな?」
「ん? ああ。じゃあお邪魔するとするかね」

 クラスメイトからの誘いに軽くOKを出す。
 はてさて卒業パーティとはいうものの、まだ未成年だしアルコールはNGっ
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