第10話:リリスモン
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る程…単純だけど…あれは効くな…スパロウモンってデジモンの超高速スピードを活かしたヒット&アウェイ…あれならウェディンモンの再生能力は関係ない…再生する前に吹っ飛ばされるからな…」
大輔は腹を押さえながらゆっくりと立ち上がった。
「あら?横になっていても良かったのよ大輔君?」
「そうはいきませんよ」
「あははははー!凄い凄ーい!!どんどん元に戻ってくや!!これならどんどん壊せるねーっ♪クラッシュ・ブーム!!」
「ぐぶえええええっ!!?」
分身が見えるほどのスピードで体当たりを喰らわせ、リバース・ウェディンモンを沈めた。
「何てスピードなの…?究極体でもこれほどのスピードを出せる奴なんかどれくらいいるか…」
テイルモンはスパロウモンの圧倒的とも言えるスピードに目を見開いた。
「あがっ…がっ…(さっ…再生が追いつかないっ…!!)」
再生が完了する前に攻撃を繰り返し受けたことでリバース・ウェディンモンも限界が来た。
「ちょ…ちょっとやり過ぎじゃねえか?」
いくら自分達を騙したとは言えスパロウモンの容赦のない猛攻にスターモンは思わず呟く。
「(あらあ…?何か旗色悪いわねえ、色々使える娘だと思って飼ってたけど…戦闘じゃこんな物かしら?)…まあ…可愛い女の子のジェネラルまで出て来て何だか楽しくなってきたことだし…私も少し遊んであげようかしら…♪」
力を放出するリリスモン。
その放出されているその力の質にテイルモンは戦慄する。
「こ、こいつ…もしかして暗黒系の究極体級…!?ヴェノムヴァンデモンが霞んで見えるわ…!!」
「(高みの見物してたリリスモンまで動き出しやがった!こりゃいよいよ脱出の算段しといた方がいいかもな…)」
ドルルモンが脱出するのを視野に入れ始めた時、ネネのXローダーから声が響く。
「私も出ようネネ。三元士が相手では流石にスパロウモンでも分が悪いだろう。」
「いいのね…?」
「我らチームトワイライトもそろそろ御披露目の頃合いだろう?ここは派手に行こうじゃないか!!」
「…分かったわ」
「!?何だ…?あいつまだ何かやるつもりか…?」
「リロード…!!ダークナイトモン!!」
闇から現れたのは漆黒の騎士型のデジモン。
リリスモンが咄嗟に魔法陣の盾を展開するが、ダークナイトモンは槍による連続突きで魔法盾を容易く粉砕した。
「(安い魔法盾じゃ防げない…私の知らないこんな強豪が…?)」
「な、何よ…あの…どす黒い力の塊みたいな奴は…」
神聖系だからかダークナイトモンの内包する力を本能的に察したテイルモンの身体が震える。
「フハハハハハハ!見知り置き願おうか!!来たるべき闇の時代の覇者…!この
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