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クロスウォーズアドベンチャー
第3話:進化とデジクロス
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いし、おまけに家事とかも出来るし…ドジでうるさい京と比べるなんて失礼だぜ…」

アカリも気が強いが、京みたいに面倒な女子ではないため、大輔はアカリをさん付けしているのだ。

「………ふーん」

大輔がアカリを褒めるのを聞いていると胸がモヤモヤするような感覚をヒカリは覚えた。

「ヒ、ヒカリ…!!く、苦…しい…!!」

抱かれていたテイルモンがヒカリの腕を叩く。

どうやら気付かぬうちに抱いていた腕に力を入れていた模様。

「あ、ごめんねテイルモン」

「本当、タイキさんはいいですよね。アカリさんみたいな幼なじみがいて。俺の幼馴染みはうるさいだけだし、はっきり言ってアカリさんが幼馴染みのタイキさんが滅茶苦茶羨ましいです。」

「はは……あいつには本当に世話になりっぱなしだよ。俺が無茶出来るのもあいつのおかげだし、アカリにはこれからも俺の傍にいてもらわないと…って、どうしたんだお前ら、顔が赤いぞ?」

「あー、タイキさん…自覚ないんですね?」

「天然というか何というか…」

「アカリさん、苦労しそうだわ…」

無自覚の惚気を喰らった大輔達に微妙な空気が流れる。

次の瞬間にアカリの悲鳴が聞こえて、大輔達が慌てて向かうとそこには…。

「あれは…昨日のバグラ軍の逃げ残りか!?」

ブイモンが去っていく丸裸のライノモンを見遣りながら言うと、アカリと兎のようなデジモン、そして複数のドリルを持った獣のデジモン…。

「ドルルモン…!?」

「あん…?」

タイキが初めて会うはずのデジモンの名前を言い当て、ドルルモンは目を見開いた。

そしてドルルモンから事情を聞いて、ドルルモン達も茸の里に向かうようであり、折角なので共に向かうことになった。

「へえ…じゃあ、ドルルモンとキュートモンはキュートモンの両親を捜してんのか…にしてもここのデジモンには家族まであるのか」

「あんたらのいたゾーンは違うのかい?とにかく、バグラ軍の侵攻で離れ離れになっちまったらしくてな…まあ、俺自身は特にアテのない旅だったんだが、道連れになった縁で親捜しを手伝ってんのさ。しかし驚いたぜ!そこの人間の兄ちゃんが俺の名前をズバリ言い当てたのはよ!辺境の少数部族なんだが…何だい、知り合いでもいたのかい?」

「あっ…ああ…そんなとこ…」

「?…」

タイキの言葉にアカリが不思議そうに見遣る。

「あれ?タイキさんはデジタルワールドに来るの初めてですよねアカリさん?」

「う、うん…そうだけど…」

ヒカリの問いにアカリは頷いた。

「旦那も茸の里にゃ寄る予定なんだろ?折角だから俺達と一緒に行こうぜ!」

「群れんのはあんま好きじゃねえんだけどなぁ…まあ、あいつも久しぶりに楽しそう
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