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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第31話:メタルエテモン
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は苦笑しながら言う。

「…まあ、いいか…ヒカリちゃん。体調が悪くなったらすぐに大輔か僕に報せるんだよ?出来るだけ君の体調には気を配るつもりだけど」

「大丈夫、心配しないで」

「そんなことを言って見事に風邪を引いたお馬鹿さんは誰だったかな?」

「うう!?」

痛烈な口撃を受けて胸に手を添えるヒカリ。

「ヒカリちゃん、変なとこで頑固だもんなあ」

「うんうん、痩せ我慢して結果的にみんなに迷惑かけてるしな」

「あうう…」

大輔は苦笑しながら、ブイモンは呆れた表情を隠さずにサラリと言い放った。

流石に大輔とブイモンの口撃は効いたのかうなだれるヒカリ。

「おい、ヒカリを苛めるなよ」

「苛めていません。体調管理が出来ていないことを戒めてるだけです。第一こんなことで苛めとか…少し過保護過ぎです」

「何だとお!?」

「あなたがいつまでも甘やかしているからヒカリちゃんはいつまで経ってもお兄さん離れ出来ないんじゃないんですか?」

「こんの…」

「落ち着けよ太一。賢だってヒカリちゃんを思ってのことだろうが」

「そうよ太一。少し頭を冷やしなさい」

賢に詰め寄ろうとする太一をヤマトと空が止めた。

太一も賢の言葉が悪意の物ではないと分かっているからすぐに身を引いた。

「賢、少し言い過ぎだぞお前も」

「僕はただ…」

「分かってるよ、ただ…余所の兄弟には兄弟の事情があるんだよ。な?」

「まあ、そうだね…」

「そう言えば大輔には姉さんがいたんだな?お台場小じゃ見かけなかったかな?」

ヤマトが大輔に尋ねると大輔は首を傾げながら口を開いた。

「あれ?ヤマトさんは小5でしたよね?姉ちゃんはお台場中学の2年だからヤマトさん達がお台場小学校の下級生の時にはいたはずなんですけど…」

「んん〜?あ…ああ!確かにいたね。」

思い出したのか丈が手を叩きながら言う。

太一達もどことなく大輔に似ていた先輩のことを思い出したようだ。

「姉ちゃんとは6歳離れてるんです。だから俺がお台場小学校に行く時にはとっくに卒業してて」

「そう、6歳も離れてたんじゃ仕方ないわよね。お姉さんと一緒に登校したりしたかったんじゃない?」

空の問いに大輔は少し悩んでから口を開いた。

「ん〜太一さんと一緒に登校してるヒカリちゃんを見てると少しは」

「ねえねえ、大輔君のお姉さんは中学生なのよね?やっぱり大人っぽくてしっかりしてるの?」

「大人っぽい…?」

「しっかり…?」

ミミの問いに微妙な表情を浮かべてしまった大輔とヒカリは悪くない。

ブイモンに至っては眉間の皺が凄くなり、ジュンの部屋を1回見たテイルモンも微妙な表情を浮
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