暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスコアガール 前世がゲームオタクの俺がラブコメを展開するのは間違っている件
閑話1 とあるクラスメートの見た光景
[1/3]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
南小の出身なら誰もが知ってるマドンナがいる。彼女の名は大野昌。俺も詳しくは知らないけど大野財閥という大金持ちの娘の一人が大野だ。俺が小学三年の頃から大野を知っており、初め見たときは凄く可愛いと思って他の女子が霞んで見えるような女子だった。そんな南小のマドンナと同じクラスメートになったのは六年の時で、俺は嬉しくて仕方なかった。いや、俺だけでなく、大野を知る他の男子達も一部の例外を除いて凄く喜んでいた印象は凄く覚えている。

大野はとにかく人気がある。無論、可愛い事も人気の一つで、勉強は常に学年で1番で体育も男子以上に優れて敵なしで、まるで漫画のような完璧な主人公を体現したような女子が大野だ。後、これが重要だけど大野が人気があるのは可愛くて、運動も勉強もできる事もあるけど、それ以上にあまりえばらないし、喚かないし、特定の女子とつるまないのも人気がある事だ。俺が今まで見たクラスや学年で勢力が強い女子は、とにかく男子を見下すし、気に入らない相手にはば喚くし、私が一番という事を隠そうともしないため、男子の俺達からすれば関わりたくない女子が殆どだった。

それが気に入らないの事から男子達をいじめの標的にはしないが、余計に隠そうともしないで俺達に悪口を言う。だけど、そんな団栗の背比べをしている女子達からすれば大野を見れば霞んで見える。とにかく大野は特定のグループに所属しないから、女子達も一部の例外を除いて自分たちのグループに居れようと必死だ。大野の周りの女子達は笑顔だけど、互いに睨みつてけん制している様子が怖くて仕方がねえな。そういった自分の欲望に充実な中で先ほど話した一部の例外が鬼塚だ。まあ、性格と趣味があれなせいで鬼塚の男子や女子達の評価はイマイチだけど、何かと大野を気にかけているから大野も鬼塚には感謝しているようには思える。

男子も女子も大野と仲良くしたい。女子は自分のグループに大野を入れたい。特に男子達は大野と出来れば恋人になりたいと思っているが、大野の鉄壁の防御と、特定のグループに所属しない事と、家の方針による稽古漬けのせいで全てが失敗に終わっている。

男子達の中には誰が大野の心を射止めるのか賭けの対象にもなっていると噂もあった。そんな時に、六年の5月の終わり頃に、大野に変化が現れた。それは偶然だったんだけど、いつもなら大野は、学校が終わるとお迎えの車に乗って直ぐに家に帰るのに歩いて下校していた。大野にしては珍しいと思ってコッソリと友達と数人で大野を付けたら、そこに大野と矢口が一緒に駄菓子屋でゲームをしていた光景だった。俺は、この光景を見て嘘だろうと思った。何で大野があの矢口と一緒にゲームを楽しんでいるだよと思った。大野と矢口だと趣味も立ち位置も全くの違う世界の住人だと思っていたからだ。

矢口ハルオ。こいつも大野とは別の意味で俺達のクラ
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ