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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第42話 目覚める悪魔!イッセーVSグルメ細胞
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やるからさ……ずっと傍にいろよ、お嫁さんとして」
「えっ?僕男の子だよ?」
「いいじゃんか、イッセーは女みたいに弱っちいしボクがお嫁に貰ってやるよ」
「う〜ん……(男の子同士で結婚ってできるのかな?)」


 イリナは男の子のような姿や喋り方をしているが、実は女の子である。だがイッセーはそれを知らずにイリナを男の事と思っている、この年頃の子に男女の違いなど曖昧でしかないだろう。


「……嫌なのか?」
「嫌じゃないよ、僕もイリナの事好きだもん(友達として)」
「!?ッじゃ、じゃあ約束しろよ。イッセーは将来ボクのお嫁さんになるんだからな!」
「うん、約束だね!」


 イリナは異性としてイッセーを意識しているが、残念ながらイッセーはそこまでの感情は持っていない。女の子は3歳から結婚に憧れるという話もあるがイッセーはまだまだ子供だった。


「じゃあ指切りな、約束破ったら針千本飲ますからな!」
「分かったよ、イリナ」


 彼らは幸せだった、こんな日常が毎日続けばいいと心から願っていた。だが現実という物はそう上手くいくものではなかった。


「嫌だ嫌だ!イッセーと離れるなんて嫌だ!!」
「イリナ……」


 イリナの家の前にはイッセーに抱き着いて泣きつくイリナと困惑するイッセー、そして悲しげな表情を浮かべるイッセーとイリナの両親が立っていた。
 イリナの父親の仕事の都合で外国に引っ越す事になったイリナ、だがそれを知ったイリナはずっと泣いてイッセーを離そうとしなかった。


「イリナ、我儘を言わないでくれ。これは仕方のない事なんだ」
「そうよイリナ、別に永遠の別れになる訳じゃないんだしまた帰ってこれるから」
「嫌だ!それまでイッセーと会えないなんて嫌だ!」


 それでもイヤイヤと首を横に振るイリナ、そんなイリナに遂にイリナの母親が怒り声を荒げた。


「イリナ!いい加減に……」
「まぁまぁ紫藤さん、ウチの息子にそこまで入り込んでくれるなんて嬉しい限りですよ。もし良かったらイリナちゃんだけでもウチで預かりましょうか?ねぇ貴方?」
「そうだな、イリナちゃん一人くらいなら面倒を見れますよ。そちらが宜しければ私達が責任をもってイリナちゃんを預かりますがどうでしょうか?」


 イリナに怒鳴ろうとしたイリナの母親をイッセーの母親が宥めた。そしてイリナを自分たちの家で預かっていいとイッセーの母親が提案すると、イッセーの父親もイリナを預かっていいとイリナの両親に話した。


「しかしそれでは神崎さん達にご迷惑をおかけしてしまいます」
「気にしないでください。紫藤さん方にはお世話になった事もありますし、もしそちらが宜しければ是非力にならせてください」
「う〜ん、神崎さん方なら安
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