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デート・ア・ライブ〜崇宮暁夜の物語〜
無抵抗タイム
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にしているのだが、『無抵抗タイム』の時は、折紙が暁夜の背中に密着して寝る事に決まっている。二つの柔らかいアレがむにゅうと暁夜の背中で潰れる為、ヘタレ童貞ならお顔真っ赤になるだろう。 それに比べて、暁夜は慣れすぎたことで平然とした態度で寝ることに専念できる。

「明日も早いから寝るぞ、折紙」

「分かった」

電気を消し、布団に二人して潜り込み、先程挙げた通りに折紙に抱きつかれるような態勢のまま、暁夜は瞼を閉じた。

?

数時間前の《フラクシナス》。 五河琴里は、チ○ッパチ○プスを咥えながら、不機嫌そうに椅子の肘掛を指でトントンと叩く。彼女がここまで怒っているのは、先程までここに居た我が兄の知り合いのせいだ。あの見透かしたような、人を小馬鹿にしたような話し方と態度に苛立ちを覚えるなと言う方がどうかしている。あんな態度を取られれば誰だって怒り心頭だ。ただ、それ以外にも琴里が苛立っている理由がある。それは、崇宮暁夜が帰った後、彼の事について尽力を注いで情報を詮索したはいいものの、極一般的な個人情報しか載っておらず、琴里達が欲しい情報はひとつも見つからなかった。

「あぁ、もう! どうして、暁夜の情報が見つかんないのよ! なんなの、あの剣は! どうして、CRユニット無しで精霊と戦えるのよ!」

苛立ちが限界を突破した琴里は、変態金髪男、神無月に手招きする。

「どうしましたか? 司令」

「いいから、しゃがみなさい」

「はっ!」

琴里に指示されたとおり、神無月はしゃがむ。 それを確認した琴里は、神無月の目にチ○ッパチ○プスの棒を発射した。グサッと、失明しかねないほどの勢いで飛んだ棒が目に刺さり、神無月は悶える。頬を赤らめて。彼のことを知らない人が見たら、警察に通報するレベルだろう。

「はぁ。 本当に彼は何者なのよ」

神無月が目に刺さったチ○ッパチ○プスの棒を大事に保管するのを視界の端に捉えながら、モニターに映る『崇宮暁夜』の個人情報データを見て、そう呟いた。

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