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蒼穹のカンヘル
十一枚目
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すよ、アナタ?」

「あ、ああ」

あ、あれ?母さんが怒ってる…なんでだ?

「え、えっと…どうしたの?三人共」

ヴァーリの声だ、姉さんとヴァーリが戻って来た。

「篝、部屋まで聞こえてましたわ。
いったいどうしたのですか?」

「なんでもないよ」

「ですが…」

と姉さんが尋ねてくるが…

「はいはい!ご飯にしましょう?」

母さんが止めてくれて朝食だ。

父さんが居て姉さんが居てヴァーリが居て母さんが居る。

もしも姫島本家が攻めて来たら俺は戦わなければいけない。

ガキの思い上がり、そう言われるかも知れないけど、俺には力がある。

力は使う為にあるのだから、そして力ある者は相応の責任があるのだから。

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